小佐野景浩さんが紐解いた鶴田友美/ジャンボ鶴田が辿った軌跡:『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』中間記

プロレス編集企画ライター 小佐野景浩さんが、ジャンボ鶴田さんが辿った生涯に迫った

永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』を読み始めてから

 第1章 最強の原点

 第2章 ミュンヘン五輪

 第3章 エリート・レスラー

 第4章 驚異の新人

 第5章 馬場の後継者として

 第6章 逆風

 第7章 真のエースへの階段

 第8章 覚醒

 第9章 鶴龍対決

 第10章 完全無欠の最強王者

 第11章 そして伝説へ

と章立てされているうちの 第6章 逆風 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

持って生まれたもの

全日本プロレス入団時、196cm/100kg超という恵まれた身体条件から

中央大学在学中に、バスケットボール部からレスリング部に紆余曲折を経て転部、ミュンヘン五輪 グレコ100kg以上級で出場。

卒業後の進路はプロレス界、相撲界などを交えての争奪戦となり、

” 「自分のような大きい身体の人間を育ててくれるのは馬場さん以外にいないだろうし、人間的にも頼り甲斐ありそうだ」”
(p65)

と、ポスト ジャイアント馬場のポジションが宿命づけられた形でプロレス界へ。

技術的な面では天賦の才を発揮しスター街道も邁進、順調に成長を遂げていくものの

全日本プロレス入団会見での

“「プロレスは僕に最も適した職業だと思い、監督と相談の上、尊敬する馬場さんの会社を選びました」

全日本プロレス入団記者会見における鶴田の挨拶は名言として知られている。

それまでのプロレス入りは「団体への入門」だったが、鶴田は「会社への就職」と言った。

徒弟制度的だった日本プロレス界に一石を投じる言葉で、当時のプロレス・マスコミを感心させる一方で、これがのちには「鶴田=サラリーマンレスラー」というマイナスイメージを生むことになってしまう。”(p68)

と、精神面で(プロレスラーとして)のハンデが、キャリアに影を落としていくことに・・。

軋んだ師弟関係

また、人生を決定づけたジャイアント馬場さんから受けた寵愛に、

“「笹川良一さんを担ぎ上げて新しい団体をやるっていう話で、俺も実際に轡田から声を掛けられたよ。

その話にジャンボも乗っかったんだけど、馬場さんは轡田だけをクビにして、ジャンボは「轡田と違って、お前は特別だからって、不問に付したんだよ。”(p246)

と、本書を読み初めて知ったクーデター未遂事件から更に混迷化していったジャイアント馬場さんとの関係に・・

プロレス界で時代を築いたレスラーの栄光と影の落差が、読み手の好奇心を刺激くれています。

ジャンボ鶴田選手が熱くした時代

全506ページに及ぶボクシング世界ヘビー級チャンピオンの歴史を綴った『地上最強の男  世界ヘビー級チャンピオン列伝』↙️

<< 2020年7月14日投稿:画像は記事にリンク >> 百田尚樹さんが紡いだ「地上最強の男」の系譜:『地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝』読了

の後は、全588ページに及ぶプロレスラー伝記と。それぞれ3、4冊にも匹敵する濃厚さですが ^〜^;

幼少の頃からTV画面に釘付けにされ、土曜の夕方に日曜深夜と断続的ながら時代を並走した感もあるプロレス界のレジェンドが辿った軌跡を、しっかり脳裏にとどめたいと思います。


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