MBTIメソッドで学んだ、よく分かる自分自身とタイプが正反対な仲間たち

 

ビジネスプロトタイピング講座の受講生有志で、MBTIの勉強会に参加。

MBTIとは・・(日本MBTI協会ホームページからの抜粋)
「自分の心を理解し、 自分をより生かすための座標軸として用いることを最大の目的にしています。MBTIが、他の心理検査と大きく違うところは、検査結果はあくまでもきっかけに用い、一定の訓練を 受けたMBTIの専門家といわれる人たち(MBTI認定ユーザー)の支援を受けながら、MBTIに回答した本人が、 自分についての洞察を深め、自分のベストフィットタイプ(もっともしっくりくるタイプ)を見つけ出す 過程(プロセス)そのものを重視しているところです。」

何でも60〜70年の歴史を持ち、アメリカのフォーチュン100に名を連ねる企業の7割で導入されたメソッドで、年間500万人が利用。

インストラクターはMBTI認定ユーザーの錢谷聖子さん、場所はJR亀有駅前の「さかえ寿し」。

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会場の亀有「さかえ寿し」

>> さかえ寿し Facebookページ <<

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一本の檜で創られたカウンター

情報の取り入れ方、事実の受け止め方が180°異なる人たちもいる

事前に、10分程度で回答出来る診断シートを提出。得られたプロファイルレポートをもとに、ワークショップが行われ、

診断された結果に対する理解、他の診断結果となった人たちとの違いから、多角的に考察が深められていきます。

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テキストと診断結果。ワークショップと明瞭なブリーフィングによって理解が深化

診断結果には16種有り、振り分けられる要因は・・

1) 興味・関心の方向性〜外向 / 内向 (例:内向を指向する人は、内的なアイデアや考えといった自分の内なる世界に興味関心を向ける傾向があります。)

2)物の見方〜感覚機能 / 直感機能 (例:直感機能を指向する人はパターンや全体像を通して情報を取り入れ、将来の可能性に注意を向ける傾向があります。)

3)判断の仕方〜思考機能 / 感情機能(例:感情機能を指向する人は、主に物事を自分と関係あることとして捉え、自分の価値観や人の気持ちに焦点をあてて判断する傾向があります。)

4) 外界への接し方〜判断的態度 / 知覚的態度(例:知覚的態度を指向する人は、その場その場の状況に合わせた臨機応変なアプローチを好み、さまざまなオプションを広げたままにしておくことを好む傾向があります。)

をもとに。

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診断されるタイプは16種類。特にアメリカでは高い信頼性を得ているそうな

興味深かったのは、ワークショップを通じて対照的な診断結果を得た人とのディスカッションで

例えば、「ハワイへチームメンバー全員で、プレゼンテーションを行う予定だったが、予算の関係で1人人員を減らさざるを得ない。あなたなら、どうしますか?」との問い。

思考機能と、感情機能で、後者が利き手(鉛筆を持つ手など習慣化した状態)と診断された自分としては、チームメンバー全員の心情を慮り

予算を見直すなど、何とか全員行ける方策を模索する回答をしたのに対し、

思考機能が利き手と診断された参加者は、事情に沿って1人減らすメンバーの基準の判断材料を抽出。

前提を崩して全員で行く事に意義があると考えた自分に対して、(思考機能が利き手の参加者は)状況が許さないため、例え自分が減らされる対象となっても納得出来る旨の発言があり、

その割り切りに意外な感覚を抱きましたが、日本人では半々程度で、大きく上記設問に対する対応が分かれるとの事でした。

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ワークショップ中、寛いだ雰囲気からの眺め

綿密な行動計画だけが目標達成のロードマップではない

また、目からウロコであったのは目標達成に至るプロセスで、綿密な行動計画をもとに

設定された項目がクリアされていく事で目標に近づいていくのが常道と考えていましたが、

実際は大まかな目標さえ立てられていればそれで是とする手法であったり、行動計画によって可能性が限定されてしまう事を嫌って様々な経路を残しておく手段であったり等

4種類のアプローチ法があり、何れの目標達成率にも差異、優劣が無いことが実証されているとの事。

綿密な行動計画を立てる事を不得手と感じていた自分としては、背中押される感覚を得ました。

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頂上を目指すアプローチも人によって異なる

因みに、自分が診断されたタイプは「INFP」というもので・・人や自分の気持ちに敏感で、色んな事を気にかけ、見守る / 自分の内にある核となる価値観のもとに判断をする  / 自分や他者の内なる成長や発展への貢献に関心を向け、人の良いところを信じる

というもの。ワークショップを通じて、上記分類に違和感を感じる事なく、総括を迎えましたが・・ ご面識のある方々、当たってますかね(笑)

最後に、得られた結果は能力の可否、良し悪しを診断するものではなく、自分自身とのコミュニケーションであったり、他人を理解するためのもの。

MBTIに触れる事の機会が訪れた際は、是非トライされてみる事をお勧めします。

 


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