オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:マルコム・ターンブル首相、自由党党首戦を制す

マルコム・ターンブル首相、自由党党首戦を制す

” ターンブル豪首相は21日、自由党党首選で勝利した。内閣の支持率低下に失望した同党議員から党首交代を求める声が挙がっていた。

同党議員による党首選でターンブル首相が48票、ダットン内相が35票を獲得した、とスカイ・ニュースが伝えた。

ただ、首相の立場は弱まり、政府内で亀裂が拡大しており、再び退陣を迫られる可能性が高い。ダットン内相は党首選の後、閣僚を辞任したとスカイは伝えた。

フリンダース大学のハイドン・マニング教授(政治・公共政策学)はターンブル首相の退陣シナリオが鮮明になってきたと述べ、

「これは古典的な二部構成で、第一幕は辛くも失敗するが、第二幕で成功する舞台設定だ」と指摘した。

ターンブル首相(63)は2016年の総選挙では僅差で自由党・保守党連立政権を維持できたものの、それ以来、政策のけん引力や政治的求心力の確保に苦戦してきた。

政府はその後、世論調査では最大野党の労働党に支持率で後れを取っており、5月までに選挙が予定される中、ターンブル首相の指導力を巡り不穏な空気が広がっている。

ここ1週間は、主要なエネルギー政策を巡って複数の若手議員が反対票を投じる構えを見せ、政府に石炭産業の支援強化とパリ協定の温室効果ガス排出量目標の断念を要求するなど、首相の求心力は低下していた。”(出典:Bloomberg

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美術blog「青い日記帳」主宰 アートブロガーTakさんに学ぶ、西洋美術と日本美術の愉しむための超入門書:『いちばんやさしい美術鑑賞』読み始め

先日開催されたトークイベント↓の

<< 2018年8月18日投稿:画像は記事にリンク >> 中村剛士さんとナカムラクニオさんが誘(いざな)う美術鑑賞の世界:『いちばんやさしい美術鑑賞』X 美術書カタログ『DEFRAG2』ダブル刊行記念トークイベント カリスマ美術ブロガーが語る《もっと美術が好きになる!》参加記

(イベント)対象書籍『いちばんやさしい美術鑑賞』を読み始め、

全15章(別途、はじめに、あとがき等)あるうちの第5章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

十五点の作品から学ぶ素人向け指南書

” 本書は、「展覧会に出かけて絵をどのように観たらよいのででしょう?」という多くの方が抱える問題の解決の小さな手助けとなることを目指し執筆した「美術鑑賞超入門書」です。

・・中略・・

本書は展覧会鑑賞の一ファンが、ふだん展覧会会場で実践している見方を紹介する、いわゆる素人による素人のための指南書です。”(p 008)

と、本を開いたところの「はじめに」で定義され、 例えば

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:アスリートの怪我治療に注目されるカンガルーの腱

アスリートの怪我治療に注目されるカンガルーの腱

” 負傷したスポーツ選手の治療に、カンガルーが一役買う日も遠くないようだ。

負傷からの迅速な回復にカンガルーが鍵となる可能性があるようで、ある研究結果によると、

近い将来、カンガルーの腱が負傷した膝や肩の治療に使用されることになるという。

人間の6倍の強さがあるとされるカンガルーのしっぽと足の腱を、

食用の肉処理場から得て行われるこのシドニー大学の研究には、3年間で2,400万豪ドル(約20億円)という巨額が投資される。

整形外科医のニック・ハートネル氏は「カンガルーの腱は人間のものと組織は似ていますが、持続力もあり優れた機能を持っているんです」と説明する。

研究者たちは膝の結合組織やじん帯の損傷などの治療に適用できるのではないかと考えているようだ・”(出典:ナリナリドットコム

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水道橋博士が切り込んだ長州力、そしてプロレス重大事件の深層:『長州力 最後の告白』読了

先週末、中間記↓をアップロードしていた

<< 2018年8月19日投稿:画像は記事にリンク >> 水道橋博士が切り込んだ長州力、そしてプロレス重大事件の深層:『長州力 最後の告白』中間記

水道橋博士の『長州力  最後の告白』を読了.-

約280ページに及ぶ厚さと読了後の数々の付箋と・・

本を読み始める前は、本の厚みに相応の労力を覚悟していたものの、

書かれてあることへの興味と、文字も比較的大きめに書かれていたこともあり、ペース良く読了に至りました。

格闘技ブームの陰と光

本の後半(第5章〜)に書かれてあったことは、一旦、長州力さんがリングシューズを脱ぐ決意をし、現役生活にピリオドを打った背景であったり、

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:非正規社員に有給休暇で物議

非正規社員に有給休暇で物議

” オーストラリア連邦裁判所が、炭鉱で定期的に働くカジュアル労働者(非正規社員)への有給休暇の付与をめぐる裁判で、労働者の有休取得権利を認める判決を下した。

今回の判決を受け、カジュアル労働者を多く雇用する企業からは今後の責任や事業の先行きを不安視する声が上がっており、

オーストラリア産業グループ(AIG)は判決を覆すため、連邦政府に職場関連法の改定を求めた。17日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

同裁判は、炭鉱で運転士として働いていたカジュアル労働者のピーター・スキーン氏に有給休暇を与えるべきとして、建設・林野・海運・鉱山・エネルギー労組(CFMEU)が人材派遣会社ワークパックを訴えていたもの。

連邦裁判所は、スキーン氏が日常的に定時で働いていたことを考慮し、ワークパックに対して有給休暇の未払い金2万1,000豪ドル(約169万円)と利息6,700豪ドルの支払いを命じた。

CFMEUのマハー全国書記長は、ほとんどの炭鉱で多くのカジュアル労働者が雇用されているが、「カジュアル」とは名ばかりで、正社員と同様の仕事を同じ勤務時間でこなしていると説明。

今回の判決は、こうした「常在のカジュアル労働者」の雇用形態に終わりを告げるものだと満足感を示した。

一方、採用・コンサルティングサービス協会(RCSA)のキャメロン代表は、「カジュアル労働者は正社員に代わって臨時の仕事を得られるという利点があり、

有給休暇の権利まで得られれば、2重で利益を得ることになる」と指摘。

AIGのウィロックス代表も、「業界の慣行と相反する判決」と述べ、政府に対し、フェアワーク法を改定してカジュアル労働者の定義を明確にするよう求めた。”(出典:NNA ASIA

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取り壊された母校、、 そして跡形もなくなった(続 桃丘小学校 その後)

昨年(2017年)8月の最後の内覧機会↓から

<< 2017年8月27日投稿:画像は記事にリンク >> さらば桃丘小学校 〜取り壊しが決まった母校にさよならをしてきた〜

約1年。

5月に一度、母校 中野区立桃丘小学校のその時点の状況を記事にしていましたが、

<< 2018年5月12日投稿:画像は記事にリンク >> 取り壊された母校、、 そして瓦礫のみになった(桃丘小学校 その後)

その後も当然の如く、解体作業は進んでゆき・・

2018年6月2日 撮影(確か、東門であった場所から)

遂にというか、今日現地を確認してみれば

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ハーバーブリッジ 違法よじ登り罰金額2.2万豪ドルに増額

ハーバーブリッジ 違法よじ登り罰金額2.2万豪ドルに増額

” オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州の政府は6日、豪最大都市シドニーの観光名所ハーバーブリッジを違法によじ登った場合の罰金額を、

2万2,000豪ドル(約180万円)と従来の3,300豪ドル(約27万円)から約7倍に増やしたと発表した。

橋はシドニー中心部と郊外を結ぶ大動脈だが、今年4月にはアーチ形の橋の上を男がよじ登る騒ぎが発生した。

警察が下りるよう説得している約6時間、橋は通行止めとなり、朝の通勤時間帯と重なったこともあり、大渋滞を巻き起こした。

こうした事態を受けて州政府は再発防止策を検討してきた。新たな罰金の額は、シドニーの世界遺産オペラハウスの建物に違法に登った場合と同じ水準に設定した。

州政府は「違法に登るのはとても危険なだけでなく、橋を毎日使う多数のドライバーの生活を脅かす」と訴えている。”(出典:時事通信社

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水道橋博士が切り込んだ長州力、そしてプロレス重大事件の深層:『長州力 最後の告白』中間記

水道橋博士の『長州力の最後の告白』を読み始めて

全6章(別途 長州力x水道橋博士 対談等)あるうちの第4章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

田崎健太さんの渾身作『真説・長州力』があって

<< 2018年5月12日投稿:画像は記事にリンク >> 田崎健太さんが迫った長州力の生きざま:『真説・長州力 1951-2015』読了

「また、長州?」と私自身含め多くの人が思いがちなところ、それは著者の水道橋博士も当初同様で、

本の冒頭に

” 「博士、宝島社から長州力のインタビュー本をつくりませんか?というオファーをいただきました」

今年の春先、マネージャーの「F」がボクに告げた。まず、「なぜ?」と腑に落ちなかった。

なぜなら、長州力の本格的評伝はは『真説・長州力』がすでに3年前に出版されている。

この評伝、ノンフィクション作品に対するボクの評価は著しく高い。”(p2)

とあり、実はオファーの発端は(下掲の対談/動画がトリガーとなっての)長州力さんからのご指名で、企画骨子が

” ボクが一観客として長州になにを聞きたいのか、年表をもとに構成、編集者に語り、それを踏まえて長州力に断片的に聞いて行った。本書は、その証言録だ。”(p8)

となり、発刊に至った一冊。

週プレ大学「長州力 x 高田延彦  今こそプロレスのSOUL(魂)を熱く語れ!!」

水道橋博士の視点、切り込む深層

興味深かったのは

” 当時はいまのように、脇役を評価するような風潮が一般にはない時代で、聴衆は、鳴り物入りなんだけど、足踏みを繰り返す、うだつが上がらないレスラーの象徴のようだった。”(p17)

という「噛ませ犬」発言前の長州力評に「そういえば、そうだった」と私自身がプロレスに出会った頃の感覚を引っ張り出されたり、

長州力さんが

” 僕やアキラ、高田なんかが新日本を飛び出したっていうのは、結局は会長が「インパクトの粉」を振った結果なんですよ。

そのインパクトの粉というのは、誰にも振られるわけではないし、振られたところでどうするのかは、その選手次第。”(p47)

と発言したことに対し、水道橋博士が、

” 「インパクトの粉」という独自の表現が飛び出したのには痺れた。

余談になるけど、ボクは前田日明の「カッコウの巣」理論を思い出した。前田が猪木のことを、カッコウにたとえて、このように語った。

「猪木さんの毒なしで生きられなくなってしまったレスラーは多い。猪木さんの毒に対する抵抗力の強い人間には、カッコウの巣を産みつける。

カッコウは、モズやホオジロなどのほかの鳥の巣に卵を産む。そして、卵がかえると、カッコウのヒナは、自分の周りの卵をすべて巣の外に落としてしまう。

とんでもない習慣を持った鳥だよね。猪木さんは、カッコウと同じように他人の人格のなかに猪木イズムを産みつける。

成長しながら、その人間個性や感覚を消していくんだ。つまり猪木イズムがカッコウのヒナなんだよ」”(p48)

という件(くだり)に・・

交差する水道橋博士と長州力さんのアングル

水道橋博士が紐解くプロレス史に、動乱の新日本プロレスを支えた長州力さんの証言が加わり、本書の性格(存在感)を特長づけているように感じています。

後半は

 第5章 長州力引退と「大仁田劇場」の結末

 第6章 格闘技と「新日本暗黒時代」の長州力

 特別収録 長州力 x 水道橋博士 対談「プロレス芸人論」

 詳細 長州力完全年表

 おわりに 水道橋博士

という構成。

私自身の記憶、解釈があやふやになっている時期への言及で、読んで初めて知ることも少なくなかろうと(楽しみです)、

読了時に改めて、引っ張り出された感情に感覚をまとめたいと思います。

「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる