オーストラリア在住者ユリエ・バートリーさんが綴る不思議がいっぱいのオーストラリアの日常:『驚きがいっぱい!ワンダーフル オーストラリア VOL.2』読了

先日、読了記をアップロードした『驚きがいっぱい!ワンダーフル  オーストラリア Vol.1』👇 に続いて・・

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続編の『驚きがいっぱい!ワンダーフル  オーストラリア Vol.2』を読了.-

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出典:amazon.co.jp(画像はamazonにリンクしています)

Vol. 1は、生活インフラ編 と日常生活編 の2章立てでしたが、本書 Vol. 2は、旅行編、滞在編、番外編の3章をもとに構成。

章に振られている番号も「第3章 旅行編」から始まるので、Vol.1(第2章で終了) と Vol.2のセットで1冊と言えるでしょう。

電子書籍のみのリリースですが、Vol.2 のページ数52と読みやすく、目次に掲げられた内容に沿ってオーストラリアに関する知識及び経験談が綴られています。

前回に習って、章の中で印象的であった内容を抜き出すと・・

日本と大きく違う医療制度

「第4章 滞在編」は、予め知っておきたい医療機関への通院に関する内容で・・

” 日本と大きく違うのが、どんなことでもまずは地域のGP(General Practitioner:一般診察医)にかかって診てもらうことです。

そこで専門医の診察や治療が必要と判断されれば、紹介状を渡してくれますので、それを持って紹介先を受診することになります。

GPでは比較的予約が早く取れますが、専門医だと1〜3か月予約待ちということも稀ではありません。

(ここで、「急病の時はどうするの?」と思った方、入院設備のある病院では救急科があり、予約なしで診療を受けられます。しかし、人口の少ない町では病院がないことも少なくありません。)

GP→専門医と二度手間を踏まなければならず、かつ長期間待たねばならないのですが、紹介状がないことには受診ができないので、このステップを省略することができません。

日本の「いきなり専門医受診システム」に慣れていると非常に面倒に感じますが、郷に入れば郷に従えということで従うしかありませんね。”(64%、百分率は電子書籍のページ数、以下同様)

旅行などの短期滞在時は、医者に掛かる状況は少ないでしょうが、緊急時は予期せぬ形で訪れるもの。

また、長期滞在のご計画がある方にも無用のストレスを回避する意味でも、医療制度を心得ておく必要がありますね。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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オーストラリア人は、皆フレンドリー?!

「第5章 番外編」からは、オーストラリア人(オージー)一般に定着しているイメージに関して・・

” よく、「オージーはフレンドリーだ」という風評を聞きますが、個人的にこの迷信?に関しては疑問を感じます。

たしかに日本人と比べるとフレンドリーな人は多いと思いますが、印象としては人口の2割程度ではないかと考えます。3割は無愛想な人、残りの5割はどちらでもない人と感じます。

特に田舎に行くと、旅行者や新参者はじろじろと遠慮なく見つめられますし、東洋人=外国人=英語が話せない人と思われて何かと不便を強いられます。”(91-92%)

といった経験談が。旅行者が頻繁に訪れる大都市と地方、田舎で異なる面はあるのでしょうが、

フレンドリーではないオーストラリア人と出会っても、人それぞれと割り切っておくことですかねー。

なお、第3章 旅行編では旅の手配(航空券や宿泊先の確保手段)に、オススメの観光スポットが都市別に紹介されています。

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地味にオーストラリア力を高められる一冊

Vol. 1 読了後には、巻末にある連絡先から著書であるユリエ・バートリーさんにeメールを送信し、程なくご丁寧な返信を頂き、一読者としては嬉しい経験でした。

Vol. 1、Vol. 2合わせて110ページ程度で600円と手ごろな感覚で手に取れる電子書籍で、

経験者だから語れる内容は、特に具体的な(渡航、移住)計画がある方々にとっては、転ばぬ先の杖的な役割を果たしてくれることも期待出来るでしょう。

 


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