桑田 恭 のすべての投稿

ラーニングエッジ清水康一朗社長に学ぶ「富と衰退を分ける7つの力」

 

今週、ラーニングエッジ社の清水康一朗社長の『起業家・経営者に必要な「7つの力」』と題されたウェビナーがあり、内容への興味から2時間弱視聴しました。

IMG_6056
清水社長のウェビナーは3月以来で、懐かしい感じも

来月開催される秋のセミナーズフェスタのプロモーションで企画されたもの。

上手くいっている経営者の共通項

まず、清水社長が振り返って、上手くいっている経営者と上手く行かない経営者に明確な傾向があるとして、上手くいっている経営者は・・

1. 自分だけでやらない:仲間とやる、人と会って相談する、コミュニティに参加する

2. 学び続けている:本だけでなく、先人から学び続けている。解決すると次のステップに行けるようになる。

3. 7つの力を身に付けている

時代を推進する「富と衰退を分ける7つの力」とは・・

7つの力とは「富と衰退を分ける7つの力」とされ、下記のように整理される。

 1. ビジョンを描く力

 2. ストーリーの力

 3. マーケティングの力

 4. チームをつくる力

 5. 富を生み出す力

 6. 逆境を乗り越える力

 7.  時代を超える力

主な内容について言及すると「ヴィジョン」を描く力は、多くの人が前に進めないのは「ヴィジョン」がないため。

自分の中から涌き上がってくる思いに従って、まず(自分の)「ヴィジョン」を描く事。=人から聞いた事だけでは、人は動かない。

その「ヴィジョン」が「ストーリー」になっていると、人が付いて来たり、共感を生む源泉となる。

人は潜在的に物語の主人公、登場人物になりたと思っており、常に「ストーリー」を探している。

具体的には自分の未来が10年後、20年後と、どのようにしたいか、何をしているか、10年毎に何が出来たら良いかを紙に書き出す。

事業とは、それらを体現したもの。自分の未来を描く事で、価値観が明確になる。

 

待ち受ける逆境、鍵を見付けて開く扉

ヴィジョン、ストーリーが元になり、7つの中でも重要度の高い、「マーケティング」の力を働かせる事になる。

また、どのような企業、故松下幸之助さん創業のナショナル社しかり、時代を牽引するApple社しかり、

「逆境」に直面しない企業はないとして、やるべき事をしっかりやって、やってはいけない事をやらないようにする。

「逆境」とは、潜在的な問題を気付かせる機会となる。「逆境」に直面して鍵を見付けて、鍵穴に鍵を差して扉を開けていく。

3つのHを理解すれば、ビジネスの成功が訪れる

ウェビナーの後半では来たるセミナーズフェスタに登壇するカリスマ・コンサルタントのトム・ピーターズの映像の紹介もあり、

IMG_6057
世界的に知名度を有するコンサルタントのトム・ピーターズ

「ビジネスの成功に関して3つのHを理解すれば、それ以外は必要ありません」と題された1分程度のコンテンツ。

3つのHとは、スターバックス社のハワード・シュルツ社長、世界的ホテルチェーンのヒルトン、アメリカの格安航空会社サウスウェスト社の共同創業者の一人ハーブ・ケレハーの頭文字を取って表されたもの。

3つのHから抽出されたエッセンスが

 Stay In Touch : 連絡を絶やさないこと

 Sweat The Details : 細かいことを気にすること

 It’s Always The People! : 常に人が全てだということ

の3点に修練される。

人それぞれの物語が織り成す時代

といったところが、振り返っての個人の学び。特に、ヴィジョンとストーリーですね。

ストーリーの重要性は、先日紹介させて頂きました神田昌典さんと清水社長の対談動画でも主たる内容を成すものでしたが

>> 神田昌典さんが言い切る「全員成功するんです。成功しない理由が無いですね。」の時代背景 <<

改めて個人の物語、「ストーリー」の重要性が問われている時代だと再認識する機会となりました。

 

 

ピーター・ティールが描く、そこに広がる未来:『ゼロ・トゥ・ワン』読み始め

 

書店で見掛けて「良さそうだな」・・ 次いで、電子書籍版での発行を確認して・・ 仲間内の評価を確認して、かなり楽しみな感じで購入。

現在、3分の1程度まで来ましたが、案の定な感じでマーキング箇所がもりだくさん ^=^

続きを読む ピーター・ティールが描く、そこに広がる未来:『ゼロ・トゥ・ワン』読み始め

シカゴ・ベアーズ、敵地の逆転劇で3勝3敗:NFL 2014シーズン第6週

 

連休中で、すっかり時間の感覚が麻痺した感じ。これが幸い?して、日本時間5:20Kick Offのシカゴ・ベアーズ対アトランタ・ファルコンズがライヴ視聴出来てしまったという展開に。

TV放映の前の時間帯に、同地区のライヴァル(と思いたい)のグリーベイ・パッカーズの試合が中継されており、

ゲーム終了3秒前まで、対戦相手のマイアミ・ドルフィンズがリード。あと1プレーで「ドルフィンズ勝利!」の展開も

計ったかのような最後の最後での逆転劇で・・ どっと疲れが(苦笑)

続きを読む シカゴ・ベアーズ、敵地の逆転劇で3勝3敗:NFL 2014シーズン第6週

余命宣告を機に戦った男の実話「ダラス・バイヤーズクラブ」鑑賞記

 

劇場に足を運びたくなるような作品が、とんとご無沙汰で、レンタルで1本。

当初は「ラッシュ」を考えていたものの、結果として手が伸びたのは棚の最上段に並べられていた「ダラス・バイヤーズクラブ」。

IMG_6048

以下の内容、ネタバレを含みます・・

続きを読む 余命宣告を機に戦った男の実話「ダラス・バイヤーズクラブ」鑑賞記

入来祐作さんに学ぶ転機を捉え必死になる力:『用具係 入来祐作』読了②

 

以前エントリーした元読賣ジャイアンツ、現在、DeNA横浜ベイスターズ用具係の入来祐作さん著『用具係 入来祐作 〜僕には野球しかない〜 』読了記で書き切れなかったところ。

>>入来祐作さんに学ぶ「変わる力」:『用具係 入来祐作』読了 <<

続きを読む 入来祐作さんに学ぶ転機を捉え必死になる力:『用具係 入来祐作』読了②

福本豊さんが野球ファンに語り継ぐ阪急ブレーブス史:『阪急ブレーブス 光を超えた影法師』読了

 

世界の盗塁王こと福本豊さんの『阪急ブレーブス 光を超えた影法師』を読了。

続きを読む 福本豊さんが野球ファンに語り継ぐ阪急ブレーブス史:『阪急ブレーブス 光を超えた影法師』読了

市村よしなりさんに学んだ分かりやすい起業:神田昌典ビジネスプロトタイピング講座 その五

 

先週に続いて表参道のアクションセンターに赴き、神田昌典さんのビジネスプロトタイピング講座に出席。今回は五講義目。

IMG_6041
通い慣れた感じの出てきた表参道アクションセンター
IMG_6043
開講直前、神田さんがリラックスされた雰囲気で語られたウォーミングアップ・トーク

今回の講師は、神田さんと共に講座を立案されたITコンサルタントの市村よしなりさん。と言っても殆どの方にとっては、私と同じく初めて名前を耳にされたと思いますが

父上の倒産から、夜逃げした先の標高1,000mの山に身を潜める生活がスタート。そこから、カブト虫の幼虫を見付けてスーパーに売りに行ったり等で小学生の内から起業されたという特異なキャリアからのお話し。

シンプルに掴む「起業」の実態

講座全編を通じて平易に分かりやすい言葉で、起業について論じられ、まず、起業し成功する為に必要な2つの事として

「スキル」と「マインド」を上げられ

マインドの部分では、仕事の種類は

1. 就業 と 2.  起業

に二分され、

起業とは、

「事業(ビジネス)を自分で起こす事」と定義。

市村さんが幼少の頃から、お父様の影響等から商いに親しまれてきた経歴から

商売について、マインドブロックがある人が多いと指摘。

起業=商い、商いとは、喜びを与える事で、喜ばれるとは・・

1. あったらいいを実現

若しくは

2. 悩みを解決

する事。特にコンプレックス等の「悩みを解決」するにはビジネスのアイディアが数多い。

散りばめられた無料で使える起業パーツ

次いで、スキル。現代のビジネス環境には魔法の武器があるとして、それがクラウド。

1.  クラウド情報共有:チャットワーク、グーグル・ドキュメント、クラウド型マインドマップ

2. オンライン会議:スカイプ、LINE、グーグル・ハングアウト、チームピュア

3. 会計(月額2,000円弱)

また、Facebook、Google +、Linked In、Twitter、YouTube等のソーシャルも魔法として使える。

テクニックを使わずとも、直球で勝負出来る時代

かつて市村さんは検索エンジンの上位表示を目的とするSEO対策を事業としていたものの、現在のGoogleは人の感性に近いレベルまで来ているとして

対策など必要とせず、良いコンテンツを出せば注目される環境となっていると指摘。

起業を軌道に乗せるポイント

今回の講演のテーマは「No 1 ニッチを創りだす / No 1 Niche Blue Ocean」と題され

ニッチ市場の見付け方に焦点が当てられていましたが、まず、目を着けるべきところは

成長期にある段階を見極める事。

但し、レッドオーシャンと化した市場でも、目の付けどころを変えるだけでも成長期は創出出来ると指摘。

市村さんは初代iPhone (3G)が世に出た2008年、いち早くiPhoneケースを販売したり、コンタクトレンズのネット販売を始めたり、日本でさほど普及していなかったカラーコンタクトなどを他の事業者に先行して扱い

成長期を駆け上がる商材を扱う事で、ビジネスの成功に結び付けた。

もっとも、今はビジネスサイクルが早いとして3年待てば長い方、「連続起業」を実践していく事が大事。確率としては10考えて、3当たる程度。

講座では様々、市村さんが取り組まれた事例であったり、コンサルタントとして取り組まれた事業例が紹介されていましたが、

今の時代、身近なところに無料で出来る魔法のツールが多数存在しているとして、例えばショッピングサイトを作るにしても、限りなく無料に近い状況で立ち上げられるとの事。

成功する起業のからくり

起業のプロセスは、実践 >> 検証 >> 再チャレンジ >> 成長 の繰り返し。楽しいから何度でも繰り返せるとして

この「楽しいから」というのが、ビジネスの秘訣。

市村さんの人生訓に「人生はゲームのように」というのがあって、そこには段階がある。

まず、自分が人生ゲームの登場人物である事に知り、次いで(自分が)人生ゲームの主人公である事(人生に主体的)に気付かされ、最後、ゲームクリエータの創造主になる(楽しむだけ)というもの。

最後、市村さんが講座の際に締め括りに用いられているという定型句の紹介があり

” あなたはこの世界の単なるプレーヤーではなく、あなたの人生の主人公である。

誰かが創ったゲームを終えて、想像を遥かに超えた素晴らしいワクワクの冒険を創る事が出来る、創造主である”

というもの。

人間誰しも頭が柔らかいといわれる幼少の頃から、ビジネスに取り組まれ、社会に出てからは起業歴17年で種々の経験をされた市村さんの口から飛び出されるお話は

実例が豊富で、ハードルの高さが感じられず、「等身大の起業」について学べた感じがして、その後、開催された懇親会の場でも気さくなご対応を頂き、また一つ新しい角度からの見方について学ぶ事が出来ました。

IMG_6044
最前列角からのスクリーンの眺め

■関連投稿

>> 藤原和博さんが教えてくれた「それぞれ一人一人」の時代の「稼ぎ方」:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その壱  <<

>> 近藤太香巳さんが教えてくれた今、小さな事で活躍している事の大切さ:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その弐 <<

>> 神田昌典さんが教えてくれた「起業の本質」:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その参 <<

>> 勝間和代さんに習った「利益の方程式」その4つのポイント:神田昌典ビジネスプロトタイピング講座 その四 <<