「author:作家」カテゴリーアーカイブ

『沢村忠に真空を飛ばせた男:昭和のプロモーター・野口修 評伝』刊行記念 細田昌志×てれびのスキマ×原カントくん 「“野口本”はこう読め!スキマ的読書指南講座」参加記

先週末は、オンライン配信で

イベント中の一コマ(左から細田昌志さん、てれびのスキマさん、原カントくん)

『沢村忠に真空を飛ばせた男:昭和のプロモーター・野口修 評伝』(新潮社)刊行記念 細田昌志×てれびのスキマ×原カントくん「“野口本”はこう読め! スキマ的読書指南講座」 に参加。

キックボクサーといえば、2年前に藤原敏男さんご登壇イベントで

<< 2018年11月3日投稿:画像は記事にリンク >> 伝説のキックボクサー藤原敏男さんが振り返った、師匠 黒崎健時先生との絆、打倒ムエタイへの尋常ならぬ舞台裏:『ドラゴン魂2』出版記念 ドラゴン魂への道~藤原敏男 トーク&撮影会イベント~ 参加記

接点はあったものの、更に時代を遡る沢村忠さんについては、お名前(を知っている)程度といった状況で、(本イベントにご本人の登壇はないながら)内容を興味を持った次第。

因みに、藤原敏男さんは銭湯のTVで沢村忠戦を見て、キックボクサーを志したそうな。

沢村忠を世に送り出した男の・・

本のタイトル『沢村忠に真空を飛ばせた男』 を一読すると格闘技本と思いきや、主人公はサブタイトルにある野口修さんを中心としたお話しで

続きを読む 『沢村忠に真空を飛ばせた男:昭和のプロモーター・野口修 評伝』刊行記念 細田昌志×てれびのスキマ×原カントくん 「“野口本”はこう読め!スキマ的読書指南講座」参加記

筒井康隆さんの「偽文士日碌」を読み、御子息の筒井伸輔展に行ってきた

一昨年(2018年)、世田谷文学館で開催された筒井康隆展に足を運んだことを契機に

<< 2018年10月13日投稿:画像は記事にリンク >> 筒井康隆さんが、半世紀を超えるキャリア、作品へのわが思い入れに言及した『筒井康隆、自作を語る』読了

筒井作品に触れる機会が増え、

公式サイトの笑犬楼大通り内のコンテンツ:偽文士日碌(Web日記)も時折覗くようなルーティンが定着していました。

二月末に突如、御子息の筒井伸輔さんの訃報を知り、

出典:笑犬楼大通り 偽文士日碌(画像は日碌にリンク)

面識はないものの同世代では有り、周囲が予期していなかったとの展開に衝撃を。

翌月、

出典:笑犬楼大通り 偽文士日碌(画像は日碌にリンク)

個展「筒井伸輔展」についての続報があり、子を思う筒井康隆さんの思い伝わる内容に「これは是非行ってみたいなぁ」と。

日常から切り離されし瞬間

時節柄、感染症対策として予約制&5名限定+入館前の検温、マスク着用という形での開催。

数日前、晴れて初日の予約が取れ、会場のMIZUMA ART GALLERYを訪れれば、ほぼ貸切り状態。

どっぷりと(作品の)主の世界観に浸ることが可能となり、歩を進めていけば

壁面に制作順に並べられた作品。広い空間で作品に近づいたり、遠巻きに眺めたり。*会場の許可を得て撮影(以下同様)

一見して分かる作風の特徴に、配布用資料によるとインドネシアはジャカルタ応報時、

” インドネシアのバティック(ろうけつ梁)と自身の作品には、技法やイメージに類似点が多いことに気づいた筒井は、バディックで使用されるチャンティンという器具に注目します。

チャンティンは細い口金のついた銅製の器具で、温めたロウを入れて図柄を描きます。

これまでの筒井の作品は、モチーフが描かれた型紙をパズル状に切り分けてキャンパスに配置し、紙を一片ずつ外してロウを流し込んで画面を構成していましたが、チャンティンを使用することによって、型紙を使用する従来の工程ではなく、キャンパスの上に直接ロウで線を引くことができるようになりました。”

との説明書き。

続きを読む 筒井康隆さんの「偽文士日碌」を読み、御子息の筒井伸輔展に行ってきた

常盤貴子さん、鈴木康広さん、大林千茱萸さん登壇の『まばたきのおもひで』刊行記念イベントで常盤貴子さんの気さくに心打たれた

女優 常盤貴子さん初エッセイ集『まばたきのおもひで』出版から開催に至った

2回の募集で約80席、早々に売切れる人気ぶり

「さまざまなまばたき・新春『言』始め」『まばたきのおもひで』刊行記念と題されたイベント(トーク&サイン会)に参加。

イベント情報を知った時点、完全に出遅れ「売切れ」となっていたものの

出典:本屋B&Bウェブサイト(画像はイベント情報にリンク)

追加チケット募集前に情報を知り、晴れて滑り込んでいたもの。

書店で『まばたきのおもひで』は見掛けており、常盤貴子さんは、その昔「進め!電波少年」にゲスト出演された際が知り始め、

会場の本屋B&B。イレギュラーな形(=後列での登壇者に近接)での座席配置。

そこから断続的に近況をアップデートしていたところも、エッセィ集への興味等から参加を決心。

初回販売が60名程度で、追加が20名程度であった模様で、購入順での入場となり、

(会場の)本屋B&Bに入った時点で、(購入者はサインが貰える)書籍購入に長い列が出来ているなど、相応の熱気。

中央やや右側3列目に陣取り、開演までスタンバイ。

定刻の20::00を迎え、共に登壇される本書でイラストを担当された鈴木康広さんに、大林宣彦監督の御子息でホットサンド倶楽部 大林千茱萸さんと共に常盤貴子さん入場。

契機となった香港映画出演

お話しはお三方の年末年始の過ごし方に、アート論に、ゆるくもあり、ところどころ(アートについて語り合われたところで)深みを感じたり。

約1時間に及んだトークで印象的であったのは、常盤貴子さんが書店イベントに出られるギャップがありましたが、

本書が出版される時点で、鈴木康広さんと話し合われていたそうですが、このようなファンと近しい距離感を意識されるようになったのは

続きを読む 常盤貴子さん、鈴木康広さん、大林千茱萸さん登壇の『まばたきのおもひで』刊行記念イベントで常盤貴子さんの気さくに心打たれた

筒井康隆さんの「最初で最後」との人生論が痛快だった:『老人の美学』読了 

書店にふらっと立ち寄った際に、サイン本の発売を見つけ、即買いしていた

サイン本発見!で、即レジへ

筒井康隆さんの『老人の美学』を読了。

・・という経緯から、タイトルに即しているであろう内容は一先ず置いといて、という状況で読み始めましたが、

思いの外、

続きを読む 筒井康隆さんの「最初で最後」との人生論が痛快だった:『老人の美学』読了 

『ドラヨン』出版記念 田崎健太×川相昌弘×加藤弘士トークショー 「なぜドラフト4位は活躍するのか?」参加記

ノンフィクション作家 田崎健太さんの『ドラヨン  なぜドラフト4位はプロで活躍するのか?』出版記念

会場ば紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース

田崎健太×川相昌弘×加藤弘士トークショー に参加。

讀賣ジャイアンツ中日ドラゴンズ 川相昌弘さんの登壇をきっかけに、

イチローさんや前田智徳さん(元広島東洋カープ)が、ドラフト4位指名であったことも何となく頭にあり、内容への興味もあり。参加を決心。

開演前の壇上(開演中の撮影は禁止)。

ドラヨン、ドラフト中位指名の世界

登壇のお三方が揃い、まず、ドラフト指名時の川相昌弘さんの心境について

「どこの球団でも良かった。ジャイアンツファンであったものの、一番行きたくない球団であった。」と・・

続きを読む 『ドラヨン』出版記念 田崎健太×川相昌弘×加藤弘士トークショー 「なぜドラフト4位は活躍するのか?」参加記

奥山和由さん、春日太一さん、鍋島壽夫さんが語った凄まじき映画製作の舞台裏:『黙示録 映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄』刊行記念トークショー 参加記

時代劇・映画史研究家 春日太一さんの『黙示録  映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄』刊行記念トークショーに参加。

当初の80席から100席に増加しても早々に満席となる人気ぶり

登壇は春日太一さんに加え、対象書籍の主人公  映画プロデューサー奥山和由さんと、

奥山和由さんと共に映画を15本制作した映画プロデューサー 鍋島壽夫さん。

スクリーン向こう側の世界

内容については「ヒントを含めて書いてはならぬ」との冒頭のお達しから

開演50分前に到着し、最前列中央ブロックを確保。

生々しい映画製作の舞台裏について言及されたことをご想像頂けましたらと思います・・

続きを読む 奥山和由さん、春日太一さん、鍋島壽夫さんが語った凄まじき映画製作の舞台裏:『黙示録 映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄』刊行記念トークショー 参加記

又吉直樹さんサイン会 『人間』刊行記念 参加記

芥川賞作家 又吉直樹さんの初の長編小説『人間』が、

発売日を迎えた日、刊行記念サイン会に参加。

瞬殺となった先着50名に入れたは良いが、よくよく開催概要を目を通してみると・・

「これ、平日の午前中かぁ」と ^〜^;A

続きを読む 又吉直樹さんサイン会 『人間』刊行記念 参加記

舛添要一さん、適菜収さんが交わした政治の在るべきところとメディア等々:『ヒトラーの正体』刊行記念「「ヒトラーはいつだって甦る ― 永田町のバカへの警告」」トークイベント参加記

舛添要一前東京都知事の新著『ヒトラーの正体』刊行記念

舛添要一さん、哲学者 適菜収さん登壇の「ヒトラーはいつだって甦る――永田町のバカへの警告」と題されたトークイベントに参加。

会場は今年3回目となる下北沢の本屋B&B

今、なぜ、ヒトラーなのか

ご両人登壇後、まず、舛添要一さんが『ヒトラーの正体』を上梓された経緯について問われ、

続きを読む 舛添要一さん、適菜収さんが交わした政治の在るべきところとメディア等々:『ヒトラーの正体』刊行記念「「ヒトラーはいつだって甦る ― 永田町のバカへの警告」」トークイベント参加記