先月(2022年8月)末に、

7月下旬に積み上がっていた積読8冊を読み終え ↑
続きを読む 暑さから涼しさへ次第に切り替わり、秋へ向けちょっとディープな感じな作品揃いし 2022年7月末〜8月入手積読8冊
先月(2022年8月)末に、
7月下旬に積み上がっていた積読8冊を読み終え ↑
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先週、中間記を↓
アップロードしていた青山繁晴議員の『ぼくらの選択 天命篇』を読了。
その(中間記)後、読み進めた 九の章 〜 二十の章 には、
” 米海軍の第七艦隊が空母ロナルドレーガンをはじめ母校の横須賀に居ると、東沙諸島を救おうとしても物理的に間に合わない。
中国軍は第七艦隊が横須賀に帰港している時を狙うことになる。横須賀は軍港であってもオープンであり、JR横須賀駅近くのヴェルニー公園に行くだけで誰でも米艦隊や日本の自衛艦隊の写真を撮ることができる。
中国なら確実に逮捕され、いつ釈放されるかも分からない身の上になるのとは対照的である。”(p285)
に、
” 韓国問題は実はすでに、中国問題である。
韓国は西暦一九五〇年から五三年の朝鮮戦争以来、長いあいだ北朝鮮や中国から米国に守ってもらってきた。
長いと記したが、具体的には一九五〇年からトランプ大統領が登場した二〇一七年一月まで、あるいは現在までの七十年前後と言うべきだ。
つまり中韓の幾千年の歴史のなかでは、ほんの短い、異色の時代、ただの例外的期間に過ぎない。”(p320〜321)
と、さまざま歴史的背景に世界情勢を絡め現下の危機が示され、想像していた通り、重い現実を知らしめられる読書となりました。
本書最後には
” 最後の一巻、「天命篇」でお示ししたのは、青山繁晴の天命ではありませぬ。ぼくら日本人の共有する天命です。”(p428)
の一文があり、我々日本人が歴史的岐路に立たされていることを意識させられ、
日常では本書に記されたほどの危機が薄れていた抱いてことにも気づかされ、先月から今月にかけて3冊計1,288ページに及ぶ青山繁晴議員本の読書で目を見開かせられたような感覚を。
青山繁晴議員が、2022年7月に3巻同時リリースした3冊目『ぼくらの選択 天命篇』を読み始めて、一の章 〜 二十の章 まであるうちの八の章 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
本書のもととなる『月刊Hanada』での連載時期が、2021年2 月〜2022年月号と(今と)間隔が狭まるため
” BfVの言う「ゴールデンスパイ」とは何か。
これはアメリカが見つけた高度なスパイウエアである。中国は国内へ進出した外国企業に特定の税務ソフトをインストールするよう求めている。
そんな国際法は無いが独裁国家であるから、どの企業も言われたままにインストールする。
そこから二時間後、誰も気づかないうちにスパイウエアが勝手にインストールされる。”(p15)
や
” 周主席は、敵の中でも最大のアメリカを軍によって刺激することをエスカレートさせるばかりだ。
これを見ているとわたしはふと、作家・筒井康隆さんの隠れた名作、「原始人」を思い出す。
我欲のままに動く、人類の始まりの時代の人間像を原始人の視点から描くという優れた奇譚である。”(p98)
に、
“沖縄における中国の戦略の中心は人民解放軍が公然と掲げる「三戦」、すなわち世論戦と心理戦と法律戦だ。
実力行使をめぐっては今のところ海上民兵の居座りなどの計画とみられる。一方、台湾については大規模な武力侵攻も立案している。”(p109)
など周辺地区の緊迫度合いの高まりを記述が散見され、重みを感じます。
そういった中に
” 聖徳太子が、今のチャイナより遥かに強かった隋に対して、どうやって対等の立場を築いていたのか。
「日出る処の天子、書を日没する処の天子に致す」
という言葉だけ、それもひとことだけで、実現したのである。これが文化の力だ。”(p27)
と日本人の在りようを説く文も差し込まれ、青山繁晴議員本らしく展開。
ここから更に、今に近づいてくることから記述に示される危機がより重みを増すであろうと心しての読書になるものと。
アントニオ猪木さんの『最後に勝つ負け方を知っておけ。』を読了。
本書を、冒頭の棚橋弘至選手による「文庫化に寄せて ー 負けてなおマウントを取るアントニオ猪木の恐ろしさ!」から拾うと
” この本、もともとは猪木さんが47歳の時に書いたものらしいですね。”(p9)
という1990年9月に出版された著書が、2022年6月に文庫化された経緯。
色紙を書かれている動画を視聴していて
動かない手で一生懸命書きました。最後に勝つ負け方を知っておけ。青春出版社 アントニオ猪木
本書刊行を記念したものであったのかと反応し購入。
出版当時、アントニオ猪木さんは
続きを読む アントニオ猪木さんが齢四十七にして振り返った体験に裏打ちされた半生記:『最後に勝つ負け方を知っておけ。』読了
前々回、読み始め記 ↓
をアップロードしていた佐藤究さんの『爆発物処理班の遭遇したスピン』を読了。
その(読み始め)後、読み進めたのは
シヴィル・ライツ
猿人マグラ
スマイルヘッズ
ボイルド・オクトパス
九三式
くぎ
の六話。
容易に全貌を捉えづらい重厚、濃厚な世界観、展開は最初の二話から変わらずも、
” シリアルキラーが制作した作品は現実にいくつも存在し、そのほとんどはアメリカの法律のおかげで流通することになった。
アメリカでは刑務所にいる囚人にも多くの自由が与えられる。家族や弁護士以外の他人 ー 取材目当てのノンフィクションライター、文通目当ての一般人のファン ー と手紙をやり取りしたり、ときには電話で話すこともできる。
彼らは刑務所内の売店で買い物をし、そろえた資材で絵を描き、そして檻の外に向けてその作品を売ることすら可能なのだ。”(p174)
と連続殺人鬼のアートコレクターとしての顔を持つ銀座の画廊経営者のもとに
小説家 佐藤究さんの短編集『爆発物処理班の遭遇したスピン』を読み始め
爆発物処理班の遭遇したスピン
ジェリーウォーカー
シヴィル・ライツ
猿人マグラ
スマイルヘッズ
ボイルド・オクトパス
九三式
くぎ
と八話収録されているうちの二話目の ジェリーウォーカー まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
購入のきっかけは
サイン本で、通算五冊目となる佐藤究さん本。
一話目の 爆発物処理班の遭遇したスピン のあらすじを帯裏面から拾うと・・
青山繁晴議員の『ぼくらの選択 虎穴篇』を読了。
先月(2022年7月)末に読了していた
(3冊)シリーズ2冊目に冠せられた虎穴篇とは、
” この書の第二巻を「虎穴篇」と名付けたのは、おのれの経験をなぞるためだけではありません。日本の唯一の主人公、主権者・国民と「いざ、虎穴に入らずんば」を追体験し、志を共有するためです。”(p3)
との思いが込められたもの。
週中に、読み始め記↓
をアップロードしていた筒井康隆先生の『大いなる助走』を読了。
読み進めたACT 2の中途からACT 5まで、筒井康隆先生作らしく話しは次第に混沌としていき、
” 小説の基本はなんといってもリアリズムですからね。そのためにはやっぱりあなたの体験を生かしたものでなければ。”(p40)
という指南の下、同人雑誌を作品を載せていた主人公が