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人工知能が発達していく時代、人はどう共存していくべきかを学ぶ一冊:『Harvard Business Review 人工知能』読了記

Harvard(ハーバード)と名の付く書籍は難解であったりして敬遠気味であったところ・・

書店で開いてみた感じが良く、何より人工知能について理解を深めたく、購入した『Harvard Business Review 人工知能』を先週読了.-

Harvard Business Reviewの日本語版として出版された『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』に掲載された六本の論文に、

二本の関連論文を収録して構成された一冊で、論文のタイトルはそれぞれ

第1章 オーグメンテーション:人工知能と共存する方法

第2章 人工知能はビジネスをどう変えるか

第3章 ビジネスの仮説を高速で検証する

第4章 ディープラーニングで日本のモノづくりは復権する

第5章 アリババの戦略はアルゴリズムに従う

第6章 あなたの上司がロボットに代わったら

第7章 グーグルは組織をデータで変える

第8章 【インタビュー】機械は我々を幸福にするのか

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ケヴィン・ケリー(元WIRED編集長)が紐解いた、未来を決める12の法則:『 <インターネット>の次に来るもの 未来を決める12の法則』読了

先週、中間記 ↓ をアップロードした

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話題の書『<インターネット>の次に来るもの  未来を決める12の法則』を読了。

12の法則が示されているうち後半は

‘7. SCREENING(コンテンツが増え過ぎてフィルターしないと見つからなくなり)

8. REMIXING(サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となり)

9. INTERACTING(VRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになり)*VR:ヴァーチャル・リアリティ

10. TRACKING(そうしたすべてを追跡する機能がサービスを向上させライフログ化を促し)

11. QUESTIONING(問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出し)

12. BEGINING(そしてついにはすべてが統合され彼がホロスと呼ぶ次のデジタル環境(未来の<インターネット>)へと進化していく)

という内容。

その中で印象に残ったのは、7. SCREENING の中で経験の価値に言及された部分に関して。

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ケヴィン・ケリー(元WIRED編集長)が紐解いた、未来を決める12の法則:『 <インターネット>の次に来るもの 未来を決める12の法則』中間記

話題の書として、書評や書店でよく見かける 『<インターネット>の次に来るもの  未来を決める12の法則』を読み始めて

半分あたりのところまで来たので、そこまでのおさらい。

現代を理解し、近未来を読む12のトレンド

WIRED誌を創刊し、編集長を務めるなど、サイバーカルチャーの論客と評されるKevin Kelly:ケヴィン・ケリーが、

1. BECOMING

2. COGNIFYING

3. FLOWING

4.SCREENING

5. ACCESSING

6. SHARING

7. FILTERING

8. REMIXING

9. INTERACTING

10. TRACKING

11. QUESTIONING

12. BEGINING

と、

” 今後30年を形作ることになる12の不可避なテクノロジーの力について”(1%/百分率は電子書籍のページ数/以下同様)

述べたという一冊。

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2016年の読書の秋は・・『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『Intuition – 直観』『<インターネットの次に来るもの> − 未来を決める12の法則』な気配

400ページに及ぶ大作?の『突破!リッチー・マコウ自伝』も残すとこ80ページとなり、

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<< 2016年9月15日投稿:画像は記事にリンク >> オールブラックス(ALL BLACKS)をキャプテンとしてワールドカップ制覇に導いたリッチー・マコウの苦悩と栄光:『突破!リッチー・マコウ自伝』中間記

読了の目処がつき、手持ちの積読本は一冊。

本で感じる巡り合わせ

そんな状況となり、書店で「(次の次)何を読もうか・・」と、しばし回遊していた際

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ふと視界に入ってきたのが、

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「フィンテックって何?」という疑問に対して、やさしく寄り添ってくれる一冊:『フィンテック』読了

” ITを活用した革新的な金融サービス事業 “(位置No.104/数値は電子書籍のページ数)

を学ぶべく手に取った『フィンテック』を読了.-

中間記を書いている本の中盤に差し掛かってから

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<< 2016年8月31日投稿:画像は記事にリンク >> 「フィンテックって何?」という疑問に対して、やさしく寄り添ってくれる一冊:『フィンテック』中間記

総論から各論に移行し、フィンテックの個別スタートアップ事例に話題が移行していき、

理解度が低下していったものの、ペース落ちることなく読了に至る。

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高城剛さんに学ぶ「あたらしい日常」に反骨や生き様を実現する未来ディバイス:『LIFE PACKING 2.1 未来を生きるためのモノと知恵』読了

高城剛さんの『LIFE PACKING 2.1  未来を生きるためのモノと知恵』を読了.-

このところ高城剛さんの本は継続して読んでいる筈で「高城剛さんの新刊」と聞いて中味も気にせず、電子書籍をダウンロード。

本を開いてみて、高城剛さんが旅行に出る際に宿泊数に応じた携行品(計93アイテム)の紹介であると理解。

読書というよりカタログを眺める感覚で、旅に出た際の質を高めたいとの好奇心を刺激されながらページをめくっていきました。

情報化社会の利得を享受すべく

まず、本の出だし PROLOGUE で・・

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大前研一さんに学ぶ「位置情報ビジネス」最前線:『大前研一ビジネスジャーナル NO.10 M&Aの成功の条件 /位置情報3.0時代のビジネスモデル』学習記 ②

前日 ⤵︎  に続いて

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<< 2016年8月15日投稿:画像は記事にリンク >> 『大前研一ビジネスジャーナル NO.10 M&Aの成功の条件 /位置情報3.0時代のビジネスモデル』学習記 ①

位置情報ビジネスについての学びを『大前研一ビジネスジャーナル No.10(M&A成功条件/位置情報3.0時代のビジネスモデル)』から。

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大前研一さんに学ぶ「位置情報ビジネス」最前線:『大前研一ビジネスジャーナル No.10 M&Aの成功の条件 /位置情報3.0時代のビジネスモデル』学習記 ①

先日、「大手企業がGPSを駆使したマーケティング素材で、何か商品化出来ないか」との相談を受け、

プレゼン後に端末をいじってみれば・・ 何やら「位置情報ビジネス」というカテゴリーが注目を集めるようになっていると知り、

私自身が勉強のために購入した『大前研一ビジネスジャーナル No.10(M&Aの成功条件/位置情報3.0時代のビジネスモデル)』

の読んだところまでのおさらい。

誰しも切っても切られることのないビジネスの正体

まず、章の冒頭で・・

” 「位置情報」ー それは、今まさにあなたという人物が「その場所にいること」そのものである。

近年、詳細な位置情報を取得する技術の発達が目覚ましく、同時に位置情報を利用したビジネスが大きく動き出している。

スマートフォンを手に、タブレット片手に、街で、空港で、駅で・・・、

おそらく、私たちは今この瞬間も無意識のうちに何らかの形で、位置情報ビジネスと密接に関わっているのである。

今後、さまざまな産業が影響を受け、2020年には市場規模が2012年の3倍にまで膨れ上がると予測される、位置情報ビジネス。

このビジネスはまだスタートを切ったばかりで、まだまだ多様なビジネスが産声を上げている最中であり、

本書を読むすべての人の前に、大きなチャンスが広がっていると言える。”(No.838、845/百分率は電子書籍のページ数、以下同様)

位置情報ビジネスを定義すると・・

” 位置情報は、スマホやSNS、センサー技術、測位技術等を利用して取得する、人やモノの位置に関する情報です。

そうした対象物の位置情報を利用し、事業に展開したのが位置情報ビジネスです。”(No.857)

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「位置情報ビジネス」最前線

本(電子書籍)では、位置情報ビジネスが3つの段階を踏みながら発展してきた旨が解説され、現在の「3.0」と称される時代に、

アメリカの小売業の巨人ウォルマート・ストアーズを例に、どのようなことが行われているかというと・・

” 顧客のスマホに、その人の今いちばん近くにあるウォルマートの特売品や、本日の特売品といったものを通知します。

通知を受け取った顧客の興味によっては、店内に入ると同時にスマホを稼働させ、顧客が興味をもった商品のある場所まで「右に曲がって左に曲がって、ここの棚にあります」といった具合に誘導もします。

なにせ巨大なウォルマートですから、目的の品を探す顧客としては非常に便利です。

こうした広告はどの程度成果を上げているのでしょうか。

ウォルマートは2014年、感謝祭(Thanksgiving)に先立って「ブラックフライデー広告」を配信しました。広告は2,500万人にダウンロードされ、・・中略・・

話題性や顧客の満足度を重要視し、実に巧みに屋内測位を使って購買意欲をくすぐった結果、前年のサイバーマンデーに次ぐ2番目に高いオンライン売り上げを記録しました。”( No.1133-1149/一箇所括弧書き省略)

位置情報ビジネスが、注目される時代認識として・・・ ”

  • 位置情報ビジネスそのものがまだスタートしたばかりの新しいビジネスであるために、隙間もチャンスも多く、未来の可能性を秘めていること
  • 「こんなことができるよね」「こんなものがあればいいよね」といった具合に、自らがユーザー目線に立ってアイデアを出し合い、個人やチームの業務改善から運用をスタートできるフットワークの軽さも魅力
  • このまま位置情報ビジネスが加速していけば、2012年時点に約20兆円であった市場規模は一気に膨れ上がり、2020年には約62兆円になるとも予測されています(図ー5)。つまり、日本のGDPの12%〜13%をこの位置情報関連産業が占めることになる。”(No.916、924)

と、大きく3つの点に魅力、醍醐味が要約されています。

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図ー5(本書に挿入されている図)

過去から予測する未来の時代から、「今、この瞬間」に対応する時代に

マーケティングと云うと、私自身、顧客に依頼に応えて様々なデータを扱い、信憑性のあるデータを、ときに数年前遡るなどして、

現在評価なり、蓋然性の高い未来に備えるレポートを作成してきましたが、時代の変化の速さに呼応して「今やリアルタイムかー(=今、起こっている状況に最善策を講じる)」と、

様々な実例に触れ、驚嘆する箇所も複数でしたが、テクノロジーの進化で、日々新たな技術革新が試みられ、普及していっているという状況、

まだ、入り口に立ったばかりではありますが、興味を持ったところで、注目すべき対象としてフォローし、続編で学びのシェアを継続していきたいと思います。