落合博満さんの講演会に久々行って、バッティングの奥深さと落合さんの優しさを感じてきた:落合博満講演会2017 参加記

中日ドラゴンズの元監督。ゼネラルマネージャー(GM)の落合博満さんの講演会に参加。

会場の神奈川県民ホール前の掲示

落合博満さんの講演会は2011年11月の監督退任後から2013年10月のGM就任前の間、

覚えている限り4回は出ているはずで、(GM)在任中は開催がなかったことから4年弱ぶり(おそらく3年9ヶ月ぶり)。

冒頭、GM在職中のことは守秘義務があり、語ることもないし、生涯語るつもりもない(但し、10年経ったら喋るかもしれないとも)と。

GM時代の断片に、熱く語られた打撃論に

序盤は野球の話題を避けるように、プロ野球に入るまでやロッテ・オリオンズから中日ドラゴンズにトレードされる頃、或いはレコードデビュー時のお話しなど。

これは「野球の話しは難しいのかなぁ」なんて思っていたら、30分ほど経過して、

ロッテ時代のエピソードの流れから「俺は査定はしなかった」と、物議を醸したGM在任中の現役選手の大減俸の話題に転じ、

そこから私を含め講演会に来ていた皆さんが聞きたい話題が出るようになっていきました。

講演中の撮影は禁止。2列目と間近な座席で、落合博満さんの表情もよく見えました

興味深かったのは、今シーズン不調に喘ぐイチロー選手(Florida Marlins:フロリダ・マーリンズ)に関して

往年の頃に比べて打撃時の動きが小さくなってしまっていることを指摘。

加齢によって一般的に「遅れまい」として動作が小さくなる傾向は見られるが、

落合博満さんの引退後の考察から、直球に力負けしないようにするなどの意図があるものの

これではバットが振れなくなってしまうと。なお、動作が小さくなっている状況は現在、中日ドラゴンズの平田良介選手も同じで

動きが大きくなれば不調解決策につながるとのお話し。

また、講演会の最後でも身振り手振りを交えての打撃論となり、故川上哲治さん(讀賣巨人軍)が唱えたダウンスイングに関しての正当性を熱く語っておられた姿も印象的でした。

伝わってきた報道とは異なる人がら

19:00開演で、当初の終了予定時刻21:00でしたが、実際に終演となったのは21:56。

当初の終演予定21:00が、終わってみれば22:00前の熱演。

「これだけ喋る男が(ゼネラルマネージャー在任中の)3年間黙っていたのが不思議だろ」との一言で

場内、爆笑に包まれていましたが、GM退任後は、ほぼ人前に出ることもなくなり、

今回は4月(22日)に名古屋で行われた講演会以来の表舞台であったとのこと。

ようやく実現でした平穏な生活を手放したくないとのお話しがあり(笑)今後、どうなるかさたかではありませんが・・

当面の夢は、酒を飲みながらの都市対抗野球の(野球場での)観戦に、

部下として監督時代を支えてくれた森繁和監督率いる中日ドラゴンズと辻発彦監督率いる埼玉西武ライオンズが日本シリーズの実現と語られる姿に

とかく厳しさが報じられることの多い落合博満さんですが、

実像は「優しい人なんじゃないかぁ」と、その人がらが漂ってきた3時間弱の講演会でした〜

 


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