泉麻人さんが、60の懐かしさから振り返った1980年代:『80年代しりとりコラム』読了

泉麻人さんの『80年代しりとりコラム』を読了。

週初めに中間記をアップロードしてから、

<< 2018年8月6日投稿:画像は記事にリンク >> 泉麻人さんが、60の懐かしさから振り返った1980年代:『80年代しりとりコラム』読み始め

新たに40回。

本書は「パチスロ必勝ガイドNeo」での連載「泉麻人の80年代流行しりとり」が、改題され一冊にまとめられたもの。

日本橋三越本店で開催の『熱く、元気なあの時代 1980年代展』で購入したサイン本

新たに知る80年代に、凝縮された80年代に・・

本書を読んで学習したところでは・・

” 恋愛に結婚観、性の話・・・女性まわりのネタから、グルメや流行、ギョーカイ(広告や雑誌界)の裏話・・・

といった諸々が天真爛漫に綴られている。”(p123)

という林真理子さんの著書『ルンルンを買っておうちに帰ろう』の回に、

また、一昨年(2016年)に完全に後追いした

” フジテレビ系のトレンディードラマを何作か収めたDVD・BOXを、僕はプレス原稿を書いた事情で持っているのだが、

ハッキリいって正視に耐えないユルい番組が目につくなか、松原敏春・脚本、河毛俊作・演出による「抱きしめたい!」だけはダントツによく出来ている。”(p192)

<< 2016年9月24日投稿:画像は記事にリンク >> 浅野温子さん、浅野ゆう子さん主演、W浅野で話題を集めたトレンディドラマ『抱きしめたい!』を見てみた ②

というお墨付きの「W浅野」の回に、1980年代のノスタルジーに浸るだけではなく、,純粋に読み物として楽しめました。

「1980年代ならでは」のあの感じ

YMO」の回の

” テクノ調のBGMにのせて地下鉄の車内風景を眺めていると、サラリーマンやOLの姿が近未来映画のレプリカントのように思えてくる。

当時ハヤリのサイバーパンクな気分に酔いしれながら、しんどい通勤地獄を楽しんでいた。”(p156)

という描写に、泉麻人らしさを感じたり ^〜^

目次(1/2)

本書で抜き出されたように、しばし、1980年代、海外では80’s(エイティーズ)のくくりで語られることが多いのに対して、

例えば1990年代、2000年代はそのようなことがなかろうと、1980年代が持っていた独特な感じ(良さ)を噛み締めさせてくれる一冊で、読了時にちょっとした名残惜しさも・・


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