先週末は久々のライヴ体感となったCotton ClubでのMICHAEL LANDAU LIQUID QUARTET公演前に実はお楽しみがもう一つ。
2月末に中野にある劇場ザ・ポケットで不意にルー大柴さん主演の舞台『あなたと少しだけ違う癖』が上演されることを知り、

キャスティングから興味を持ち、話しの筋をチェックしてみると・・
続きを読む ルー大柴さん等が演じた神経精神科医院 待合室に集まった6人の患者が繰り広げた人間劇の行方・・:舞台『TOCTOC あなたと少しだけ違う癖』観劇記
先週末は久々のライヴ体感となったCotton ClubでのMICHAEL LANDAU LIQUID QUARTET公演前に実はお楽しみがもう一つ。
2月末に中野にある劇場ザ・ポケットで不意にルー大柴さん主演の舞台『あなたと少しだけ違う癖』が上演されることを知り、
キャスティングから興味を持ち、話しの筋をチェックしてみると・・
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先週👇読了記をアップロードしていた
女優 十朱幸代さんの『愛し続ける私』出版記念 トーク&サイン会 に参加。
開場15分ほど前に会場に到着すれば、既に入場待ちの列が出来ており、やや出遅れ感を感じながら待機。
しばし時の経過を経て列が動き出し、2列目の中央部に鎮座。
そこから、しばし開演待ち。
やがて出版担当者の方に続いて、十朱幸代さんが登場。思ったより小柄な印象で、促される形で一言ご挨拶があり、
来場の御礼と「拙い文章が本となりまして、とても感激しております。」と思いのほどを。
そこから刊行の経緯について、話しが及び、
性格的に今を大事にして、後ろを振り返ら図、過去を捨てているくらいの気持ちでいたものの
女優生活60年を迎え、数字が良く、立ち止まって考えることが出来るようになった、と。
仕事と恋愛以外あまり書けなかったとのお話しで、
何しろ女優生活が忙しく、余暇といえば付き合っている人と一緒に過ごすくらいであったそうな。
それでも、本を執筆されている間に、あれもこれもといった具合で、記憶が蘇ってこられたそうで、
締め切りに間に合わず、日の目を見ることに至らなかったお話しもたくさんあって、一部、本イベント参加者向けに披露されることもありました。
45分に及んだトークの中で印象的であったのは、
映画史・時代劇研究家 春日太一さんと俳優 火野正平さんのトーク&サイン会(サイン会は春日太一さんのみ)に参加。
春日太一さんの新著『すべての道は役者に通ず』刊行記念として開催されたもので、
同署に火野正平さんも23名の中の名優のお一人として登場。
本イベントへの参加動機は(2018年)9月に読了していた『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』が印象的であったので、
「(著者の)春日太一さんのサインも欲しいなぁ」と思ってのこと。
火野正平さんについては、お名前は承知していたものの、出演作というよりは
浮き名を流されているイメージの方が強く、実際のその辺りはトークで
続きを読む 春日太一さんと火野正平さんが語った、役者道、俳優たち、カメラの向こう側の舞台裏:春日太一 x 火野正平 トーク&サイン会 参加記
お笑いコンビ 髭男爵の山田ルイ53世さんが、芸能界で一発屋と称されている方々に焦点を当て、
” 一発屋は、本当に消えてしまった人間なのだろうか。否である。
彼らは今この瞬間も、もがき、苦しみ、精一杯足掻きながら、生き続けている。
本書は、自らも一発屋である筆者の目を通して、彼らの生き様を描いていく試み。”(p15)
という『一発屋芸人列伝』を読み始めてから
10名(コンビを含む)紹介があるうちのお三方について読み終えたので、そこまでのおさらい。
本書は出版時から承知していたものの、その時は手が伸びなかったものの
内容への漠然とした興味、サイン本販売という状況に出くわし、購入に至ったもの。
序盤に登場するのは
レイザーラモンHG
コウメ太夫
テツ and トモ
の2名+1組。
この中では、昨年(2017年)トークショー👇に参加していた
レイザーラモンHGさんの生きざまに俄然興味ありましたが、
時代劇・映画史研究家 春日太一さんが、女優 岩下志麻さんの軌跡に迫った
『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』を読了。
岩下志麻の出演作はさっぱり追えていないものの、春に開催された本書の刊行記念イベントに
出遅れたことが、ずっと引っかかっており、
約半年遅れでサイン本入手という展開に恵まれ、さっそく読み始めた経緯。
話しは幼少の頃から、
続きを読む 春日太一さんが迫った、岩下志麻さんの華麗ではない挑戦つづきであった女優道:『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』読了
先週末、中間記↓をアップロードしていた
水道橋博士の『長州力 最後の告白』を読了.-
本を読み始める前は、本の厚みに相応の労力を覚悟していたものの、
書かれてあることへの興味と、文字も比較的大きめに書かれていたこともあり、ペース良く読了に至りました。
本の後半(第5章〜)に書かれてあったことは、一旦、長州力さんがリングシューズを脱ぐ決意をし、現役生活にピリオドを打った背景であったり、
水道橋博士の『長州力の最後の告白』を読み始めて
全6章(別途 長州力x水道橋博士 対談等)あるうちの第4章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
田崎健太さんの渾身作『真説・長州力』があって
「また、長州?」と私自身含め多くの人が思いがちなところ、それは著者の水道橋博士も当初同様で、
本の冒頭に
” 「博士、宝島社から長州力のインタビュー本をつくりませんか?というオファーをいただきました」
今年の春先、マネージャーの「F」がボクに告げた。まず、「なぜ?」と腑に落ちなかった。
なぜなら、長州力の本格的評伝はは『真説・長州力』がすでに3年前に出版されている。
この評伝、ノンフィクション作品に対するボクの評価は著しく高い。”(p2)
とあり、実はオファーの発端は(下掲の対談/動画がトリガーとなっての)長州力さんからのご指名で、企画骨子が
” ボクが一観客として長州になにを聞きたいのか、年表をもとに構成、編集者に語り、それを踏まえて長州力に断片的に聞いて行った。本書は、その証言録だ。”(p8)
となり、発刊に至った一冊。
週プレ大学「長州力 x 高田延彦 今こそプロレスのSOUL(魂)を熱く語れ!!」
興味深かったのは
” 当時はいまのように、脇役を評価するような風潮が一般にはない時代で、聴衆は、鳴り物入りなんだけど、足踏みを繰り返す、うだつが上がらないレスラーの象徴のようだった。”(p17)
という「噛ませ犬」発言前の長州力評に「そういえば、そうだった」と私自身がプロレスに出会った頃の感覚を引っ張り出されたり、
長州力さんが
” 僕やアキラ、高田なんかが新日本を飛び出したっていうのは、結局は会長が「インパクトの粉」を振った結果なんですよ。
そのインパクトの粉というのは、誰にも振られるわけではないし、振られたところでどうするのかは、その選手次第。”(p47)
と発言したことに対し、水道橋博士が、
” 「インパクトの粉」という独自の表現が飛び出したのには痺れた。
余談になるけど、ボクは前田日明の「カッコウの巣」理論を思い出した。前田が猪木のことを、カッコウにたとえて、このように語った。
「猪木さんの毒なしで生きられなくなってしまったレスラーは多い。猪木さんの毒に対する抵抗力の強い人間には、カッコウの巣を産みつける。
カッコウは、モズやホオジロなどのほかの鳥の巣に卵を産む。そして、卵がかえると、カッコウのヒナは、自分の周りの卵をすべて巣の外に落としてしまう。
とんでもない習慣を持った鳥だよね。猪木さんは、カッコウと同じように他人の人格のなかに猪木イズムを産みつける。
成長しながら、その人間個性や感覚を消していくんだ。つまり猪木イズムがカッコウのヒナなんだよ」”(p48)
という件(くだり)に・・
水道橋博士が紐解くプロレス史に、動乱の新日本プロレスを支えた長州力さんの証言が加わり、本書の性格(存在感)を特長づけているように感じています。
後半は
第5章 長州力引退と「大仁田劇場」の結末
第6章 格闘技と「新日本暗黒時代」の長州力
特別収録 長州力 x 水道橋博士 対談「プロレス芸人論」
詳細 長州力完全年表
おわりに 水道橋博士
という構成。
私自身の記憶、解釈があやふやになっている時期への言及で、読んで初めて知ることも少なくなかろうと(楽しみです)、
読了時に改めて、引っ張り出された感情に感覚をまとめたいと思います。