価値の提供を何よりも重視して、とにかく一歩踏み出そうの起業論。『1万円起業』読了

kindle第2弾書籍として購入した「1万円起業」を読了。

「片手間ではじめてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」とサブタイトルされた本書は、

前回のエントリーと重複しますが、事例の紹介に合わせて、起業のマインドセットに平易な表現が用いられていて

「これなら、自分でも出来るかな」といった感じに、脳に心地良い刺激を与えてくれます。

 

予期せぬ起業家たちが躍動するマイクロビジネスとは

書のプロローグには「必要なものを、あなたはすべて持っている」の文字が踊り

「これまでにないくらい大きな力を持つ事が出来る幸福な時代が訪れようとしている(*2%←紙本の頁数に相当)」

紹介される事例は自宅のオフィスでパソコンを起動させ、自分を信頼し、助言を必要としている顧客に電話をかけるタイプの

「マイクロビジネス」として、これに携わるのは「仕事のルールを書き換え、自ら采配を振るい、新しい未来を創造している・・予期せぬ起業家たち」(*5%)が主人公であると。

 

I. マイクロビジネスとは・・

「思いついてから起業するまで、現在では1万円未満の資金と、1ヶ月の期間があれば良い」(*10%)

「採算のとれるビジネスは、だいたいにおいて1人で、たいした資金をかけずに始められていた」(*11%)

 

II. マイクロビジネスの起業家に求められる資質は・・

「好きなことや得意なこと(その両方を兼ね備えていれば一番良い)と、他人の興味の重なる部分を持っており」(*12%)

「他人の興味は、喜んでお金を払うほど強いものでなければならない」(*12%)

つまり↓

“自分の情熱とスキルを、他人にとって有益なものと一致させる”(*14%)

 

III. 立ち上げに必要なことは、たった3つ・・

  1. 製品またはサービスであなたが売るもの
  2. 代金を支払ってくれる人びと=顧客
  3. 支払いを受ける手段=製品またはサービスとお金を引き換える方法

 

1.に関するヒントは・・「ビジネスを始めるもっとも簡単な方法は、人が何を望んでいるかを先に突き止め、それを提供する手段を見つけること」(*15%)

価値=交換や努力に生じる、望ましく役に立つもの
=人びとの役に立つこと(*18%)

価値で大切な事は、単に商品の特徴を語るのではなく、消費者が感じる「感情的な必要性」に結びついているという事。(*18%)

つまり、コア・ベネフィットを売り込むこと、それは大抵、物質的なニーズよりも感情的なニーズに結びついている(*22%)

 

ビジネスで成否を分ける分岐点

マイクロビジネスの起業家=予期せぬ起業家たちがビジネスに成功したのは・・「価値の提供を何よりも重視したとき」(*22%)

ビジネスチャンスの一例で・・ 何かに興味を持つ人がたくさんいるが、それを日常生活で実行するのは大変だというケースは好例。(*36%)

すぐれたビジネスは、他人の問題に回答を与える(*28%)

ビジネスを考えているなら・・ 自分がどんな人の役に立ちたいのかをはっきり考えておくこと(*35%)

人が欲しがるものを見つけ、それを与える方法を見つける(*37%)その際、革新を考えてはならない。有用性を考える。(*41%)

見つけたら「すばやくスタートし、反応を見てから考える」、「計画と実行の戦いにおいて、勝つのは常に実行」(*41%)

とにかく早くスタートすることが大事だし、最初から大金をつぎ込むのは避けなければいけない。(*41%)

 

「感じたら、飛び込んでみる」から拓ける世界

と、マインドセットに関しては書の前半に踏んだんに分量が割かれていますが、

堀江貴文さん(as known as ホリエモン)が「ゼロ」で言われていた表現を借りれば・・

  1. チャンスだけは誰にでも平等に流れてくるもの / p.100
  2. チャンスを見極める目なんて、必要ないのだ。少しでもおもしろと思ったら、躊躇せずに飛び込む。(そうしないと、せっかくやってきたチャンスは流れる桃のように過ぎ去ってしまう。)/ p.101
  3. シンプルに考えればいい。すべては「ノリのよさ」からはじまる / p.102

Key & keyhole with light

サッカーのフォワードであるならゴールを感じる嗅覚によって、ポジショニングが変わってくる事になりますが

ことビジネスの世界においては、必要な事は3つ、1万円起業の著者のクリス・ギレボーさんによると、ちょっとした嗅覚が必要になるとの事ですが

堀江さんの場合、それも関係ないと。

人の役に立てそうだ、面白いと感じたとこから、一歩踏み出せるかどうか、そこに少数、その他大多数を分ける分岐点があるようですね。

オスカー(アカデミー賞)の本命?!「大統領の執事の涙」

ウォールストリート、ラッシュも気になったけど・・

2008年7月の新装オープン後、私的、主力映画館となっていた新宿ピカデリーの現行のポイントカードが今月末で取扱い終了となる事で、それに間に合うように1回分無料鑑賞出来る状況を作っていました。

ウルフ・オブ・ウォールストリート」「大統領の執事の涙」「ラッシュ」の中から、さて、どれにしようかな・・で

「大統領の執事の涙」を選択。

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3作の中で、一番話題性に乏しい(インターネットに上がってこない)ような気がして迷いましたが、封切りから、まだ2週目であった事で世間的な手垢がついていない状況とも。

*下記、ネタバレ有り

 

手堅い筋立てに、豪華布陣

予告編は劇場で見ていて、何となしにシナリオは想定していましたが、

事前の見立ては軽く覆され・・ 想像していたホワイトハウス内の人間模様というよりは、

全編通じて人種差別が切り口となっていて、テーマとしては珍しくないですが、

似た感じの作品の個人での劇場鑑賞は「ミシシッピー・バーニング」とか、凄い時を遡るような。

 

 

この手の作品は賞に強い

本作も前回映画館へ観に行った「アメリカン・ハッスル」と同じく、「アカデミー賞最有力」の文言がポスターに踊っていて(笑)自分が人に薦める映画とは違いましたが

史実を軸に展開された作品、アメリカ史における意義、豪華キャスト(ロビン・ウィリアムス、ジェーン・フォンダに、オプラ・ウィンフリー、マライア・キャリー、レニー・クラヴィッツ等、映画界の外からも厚み有り)から

なるほど、アメリカでは本作が行っても(受賞しても)頷けるかなと。

 

客席との距離感

今のところ、今年観た映画の中では「永遠のゼロ」が良かったですが、

これは日本人の立場から劇中の登場人物に感情移入出来る部分が多かったせいと感じていて、アメリカならではの支持される背景がよく表れていたと思います。

 

集合知:みんな知らなかったのに、みんな知っていた事から真相を突き止めてしまう不思議

夜、ちょっと遅い新年会へ向かう電車内で、「みんなの意見」は案外正しい を読み始め。

ここのところの2冊は「ゼロ秒思考」「1万円起業」と、kindle が媒体となっていたので、紙本は久しぶり。

学んで 書いて 巡って来た この一冊 との縁

本著を手に取ったのは、神田昌典さんの実践会アカデミーの教材の中で、

スペースシャトルが爆発事故を起こした際、関係銘柄の株価は当然の如く、総じて値を下げた。

半年後、調査結果が明らかとなった際、事故原因に起因した企業と、事故後、一番値を下げた企業が一致をみた事例が紹介されており

神田さんから特定は無かったものの書物で研究されているものがあるとのお話しで、その事を書いた際の一文をお読み頂いた友人から本著を紹介を受けてのキッカケ。

専門家を負かしてしまう集合知の力

まだ、「はじめに」の部分に入ったに過ぎませんが、本著が書かれた目的は・・

専門家を追いかけることは間違いで、しかも大きな犠牲を伴う間違いだ、というのが著者でコラムニストのジェームズ・スロウィッキーの主張。

冒頭では いきなり 1968年5月、アメリカ海軍の潜水艦が帰還する航路で消息を絶った事件を事例として紹介。

捜索範囲は 32km四方、深さ数千mの範囲に及ぶ。潜水艦を探し当てる一つとして提示された方法は

I >>3−4人程度の潜水艦や海流に関する精鋭の専門家に潜水艦の位置を予測してもらい、そこを探索する事。

他方で、元海軍士官は・・ II >> 潜水艦に起こったと思われる幾つかのシナリオを作成し、

数学者、潜水艦の専門家、海難救助隊など各分野の知識を持った人を集め、専門家同士で意見交換をして一つの結論を出してもらう代わりに、各自に蓋然性の高いシナリオを判断してもらうというもの。

このアプローチのもと、元海軍司令官に集められた結論は何一つ潜水艦の位置を探し出す解決策には成り得なかったものの

各情報の断片を集めて想定した合わせ細工から、ベイズの定理なる確率論の手法を使って、潜水艦の位置を推理。

推理された位置は、何れの専門家が出した結論に沿ったものでなく、専門家全体の集合的な意見であった。

やがて調査が行われ、果たして潜水艦が発見された場所は、上記の集合的な意見で推理された場所から僅か200m場所であった事。

専門家の誰一人、潜水艦が沈没した理由も、航行速度も、海底に衝突した際の角度も分からないながら

集団としては解決に至る知を得ていたというミステリー。

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300ページ超の集合知を学ぶ旅

事例が、これ1つという事であれば偶然として処理される事になりますが、本著では複数事例をもとに「集合知」の実態が解き明かされる模様。

これから始まる本編310頁に及ぶ「集合知」に関する学び、大いに楽しみたいと思います。その内容は、読了後に(シェアします)。

お友達数150人を超せるか、ダンパー数に挑戦した人の物語

 

先日(2/12)、「無価値から価値を放つメトカルフェの法則からダンパー数の手前まで」なる自分らしからぬ?エントリーをして、

ダンパー数に続きがあるかの如くの表記なので、ダンパー数に関して。

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お友達数150人を上限とするダンパー数とは?

ダンパー数とは、「霊長類はだいたい150人前後の人間関係が限度」とするもので、例として・・

  • 中小企業の場合、従業員150人程度が限界で、これ以上社員が増えると、社長は従業員一人一人の面倒を見れなくなり、企業がこれ以上成長するには優秀な中間管理職が必要となる。
  • 戦争ドラマの中(バンド・オブ・ブラザース)で、優秀な現場指揮官であった中隊長が大隊長になった途端、書類仕事に忙殺される様子が描写されていた。
  • 軍艦でも、艦艇の乗組員は150人程度。この程度であれば、艦長は水兵たちの仕事を把握。
  • 古代ローマ軍では、「100人隊長」が現場指揮官であった事が強さの秘訣であったとされている。

上記は「非番のエンジニア」さんのご記載を引用させて頂きました。項目の締めでは、SNSで友人が何百人いても、本当の知り合いは200人程度の記載がみられます。

 

Facebook友達全員にメッセージを送ろうとの試みの結末

で、リンク先の「WIRED」を辿ると、Facebookで2,000人のお友達を有するコラムの主人公(リック・ラックス)が、ダンパー数理論を覆そうと

2,000人超のお友達全員にメッセージを送る試みにチャレンジした様子が記されています。

なお、本コラムでのダンパー数の定義は・・「安定した関係を維持できる個体数の認知的上限は平均約150人(100-230人)とするもの」

で、ラックスさんの試みはAからアルファベット順に始めたそうですが、Aの中で既に多くの「お友達」の記憶が無かった事に加え、

メッセージを受け取った多くが困惑の反応(返信しないお友達に、あなたは誰?との反応を示したお友達)を示したとの事。

B、Cに移行した時には、亡くなっている方や身内に不幸があった事実に気付かされ、やがて、J に到達した時点で挫折を迎える結果に。その時点のアプローチ数は、1,000人程度であったそうな。

結果、ラックスさんの試みはダンパー数を裏付けるものになったと告白。

「社会的ネットワークの拡大に努めても、多くは交友関係の維持にとどまり、この場合の上限は200人を切る」との見立て。

 

何となく始め、覚え、慣れていくSNS

WIREDのコラムでは、本当の「お友達」は少ないとの結論で、この指摘は、誰しも異論無きと思います。

確かに我を振り返っても、「お友達」から返事が来ない事は、SNS外でよりSNS(主に、Facebook)での可能性が高いように思いますし、

オンラインからオフラインへの移行の機会を模索しても、オンラインを超えられない場合も少なくないように実感しています。

SNSをやっていなくても、何となく連絡を取り合っている関係(=身近に感じる)というのはあるわけで

SNSの世界にログインして交遊関係維持に努めている自分は否定出来ませんが、今回のダンパー数に関する学びを通じて、

今一度、とかく数に翻弄される(お友達・・、いいね!・・)SNSの世界から、交友関係に心を通わせる有り様、

自分の軟着陸の地点を模索してみる契機になりました。

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アンソニー・ロビンズが定義する「夢」

 

東京発山梨応援隊募集

今回は、まずお知らせを。

山梨県在住の友人から東京発の雪害除去へ向けたボランティアツアーがあるとの事。但し、十分な反応が得られず、催行可能な水準に達していない状況で、お力添え出来る方がいらっしゃればとの依頼がありました。

ご支援可能な方は、>> REvive Japan << ご一報下さい。

アンソニー・ロビンス?!

世界No.1コーチことアンソニー・ロビンズの名前は、面識のある知人がオーストラリアに出向いて、手解きを受けた後、

彼の教えを広めるべく、ファシリテーターになったという人が遠くないところに居たり。

映画の「ゼロ・ダーク・サーティ」で、特殊部隊がビン・ラディン宅へ向かう機内で、

アンソニー・ロビンズのテープを聞いてモチベーションを高めるシーンがあって、

名前程度は知っていたという次元。昨秋、Facebook広告でセミナー情報が流れてきた際は

告知間もない状況ながら約100万のVIP席が売り切れとなって、国内での人気も思い知らされました。

なぜか突如やってきた プチ アンソニー・ロビンズ デー

その程度の距離感でしたが、今日になって再びFacebookでセミナーのお知らせであったり

「申し込んだ」という人の投稿に触れ・・ 一体どうなんだろう?との好奇心が掻き立てられ、youtubeに行ってみました。

才能を使って、実現させていく「夢」

何か日本語訳されたものはないかなと、検索出来たのは4部に分かれ、日本の方が解説を加えられているもの。

その中で3本目は「夢」について語られており、内容に興味深かったので、幾つかアンソニー語録(訳)を書き取ってみました。

  • 私たちが抱える真の問題は、他の誰かの夢を自分の夢だと思ってしまうこと
  • (各人で大事なのは)世の中に与えるためのギフトをどうやって見付けるかという事
  • あなたにとって意義あるギフトは何か見付けること
  • あなたが天から与えられたギフトで世の中にどのような貢献が出来るだろうか?
  • あなたのギフトを見付けて毎日をそれを強化し、より磨きをかけ、愛し利他の心を持つ
  • あなたを成功させる事と、あなたの心を満たすことは全く別物かもしれない ⇒ アンソニー・ロビンズは「成功しても心が満たされない状態のことを「失敗」と定義している
  • 意味付けによって人生の全てが形付けられる。そのために良い質問をしたり、より良い答えを見出さないといけない⇩上記の道しるべを経て・・

 『汝自身になりなさい』

ってな具合に要約してみました。

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描き、従うのは、自分自身の「夢」

「自分に適切な質問をする事の重要性」及び「自分の人生を生きろ」は、神田昌典さんも語られていた事で

理解を深める事になりました。今回の動画で「なるほどなぁ」と感じたのは

1.人は、他人の夢を自分の夢と思い込んでいる事(ときにそれに苦しめられる)

2.成功する事と、心が満たされる事は別ものであるかもしれないという事

2.に関しては、直接的であれ、間接的であれ、何人もの人からその心情を聞かされていて

自分が望むべく「心」の状態を描けるのは・・

“自分で夢を描いて >> 授かった才能を使って >> 貢献していく”
事に収斂させてみました。

 

アイルトン・セナが亡くなって、今年で20年になるのか

 

スポーツに関するエントリーが続いたので、もう一つ。

かつてのF1ブームを牽引した アイルトン・セナ。その人気は日本や本国ブラジルをはじめ全世界的と思いますが

神格化された日本には掘り出し物も多いようで「何か面白いのあったら」と頼まれ事をされており

F1関連のお店を見付けると、つい「ふらっ」と立ち寄る習性が。先日、そんな経緯から出会った1冊のパンフレット。

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イモラ,  1994

写真を見て直感された方は、歴としたF1通と思いますが、アイルトン・セナが最期を迎える事となってしまったレース。

当時の瞬間は、自分は出先からの帰宅後、TVのスイッチを入れた時には、事故が起きてしまっていて

アナウンサーが興奮気味に話している様子と、写される画面はストップモーションかの如くで、そのコントラストが鮮明に記憶に残っていますが

聞けば、本パンフレットは事故を受けて回収となったものの一冊で、誰も中を開封した事がないというモノ。

 

込められた歴史

ストレングスファインダー(*)の5項目のうちの1つが収集心である自分にとっては・・

*(ストレングスファインダー)180問の質問に答えた後に示される5つの資質(幾つかの似たような才能の集まり)。そのままでは、まだ“強み”ではなく、“強みのもと”。その人が “無意識に繰り返す思 考、感情、行動のパターン”

 

・・こういうストーリーが込められた逸品に弱く、本来は中を開いて楽しむものなのに、

開かれなかった(開かれない)事に、そのモノの歴史が込められているという、さながらF1の世界の玉手箱を感じさせられました。

 

1994-2014

今、本記事のアドレスを打ち込んでいて気付かされましたが、(5月を迎えると)あの件から20年になるんですね。

Rest In Peace,  Ayrton Senna ー

0

 

 

ヤンキースに入ったマー君も凄いが、実はもっと凄いかもヤンキース加藤豪将

今まで一度だけ語られた紳介さんが直に語ったサクセスストーリー

島田紳介さんが絶頂期にあった時、NSC(吉本総合芸能学院)で若手向けに

如何にして、綿密な計算のもとに当時の地位を築き上げたかを講演しているDVDが世に出され

「世間一般の人にも通じる学び」として一部で話題を集めましたが、その中で紳介さんが種明かししたくなかったテクニックの一つとして

野球好きと聞かれて「清原(PL学園⇒西武ライオンズ他)と答えているようじゃダメだと」

紳介さんの回答例は(当時)阪神の赤松(現在は広島)で、赤松に関するエピソードを披露されていたかと記憶していますが

要は人に如何にして耳を傾けて貰えるかという事。「清原」でなく「赤松」と答え、そのワケを回答した事で

相手(多分に視聴者)にも「やっぱり紳介さん詳しいな」との印象が残るものと計算が働いての事。

実際はそれほどの思入れはなく、恐らくお立場柄ニュースから芸能ネタまで、あらゆる事に携われるようの配慮と思います。

ニューヨーク・ヤンキースで注目するのは マー君(田中将大投手)だけで無かった

話しは一旦変わって・・ 先日、アメリカ人より先日ニューヨーク・ヤンキースに入団を果たした「(マー君こと)田中将大投手のベースボールカードを探して欲しい」とのリクエストがあり

数日、カードを扱うショップに出入りしてました。そこで、店主の方と雑談になり、アメリカからも業者がマー君のカードの買い付けに来ているとの事。

契約金の凄まじさ(=7年162億円)も手伝ってか、カード相場の注目度の2位になっているそうな。

で、意外だったのは3位(か4位)に、昨年のヤンキースからドラフト2位を指名を受けた加藤豪将(Gosuke Katou)選手であった事。

ドラフト後であったり、イチロー選手との2ショット写真など、瞬間的に話題になりましたが、本国では高い関心を集めているようです。

Ichiro+Suzuki+Gosuke+Katoh+New+York+Yankees+y3kOLJ-BBaBl

日本では知られてなかったが、アメリカでは燦然と輝くキャリア

そこで、ちょろっと加藤選手について wikipedia で調べてみました・・

・アメリカ生まれ。3歳の時(1998年)に一旦、日本での生活が始まるも、2年後から再びアメリカの地で生活。

・2002年にシアトルでイチロー(選手)の試合を観戦した事から憧れの念を抱き、右打ちから左打ちに転向。

・高校在籍時、打率.411、25本塁打、114打点で、ルイスビルスラッガー社の選ぶ全米ファーストーム、ローリング社の全米セカンドチームなどに選手。

・高校卒業後、UCLAへの進学が決まっていたものの、6月にニューヨーク・ヤンキースから2巡目での指名(全体66番目)を受け、同月約85万ドルの契約金で契約。

・まず、ルーキー級のリーグで開幕戦にホームラン。シーズン50試合を通じては、打率.310、リーグタイの11本塁打、25打点の成績を残し・・ ベースボールアメリカ社選手のベストナイン及びヤンキースの来季有望株トップ10に選出。

と、ここまでの略歴を振り返ると着実に進化を遂げている様子で、アメリカで注目を浴びる事もよく分かります。現在、まだ20歳。

そんなんで、ベースボールカードコレクターではないものの、私の手元に下記のカードが(笑)

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アメリカで注目を集めている模様のカード。サイン入りで、何袋かのうちの一つに入っている「当たり」みたいなもののようです。今、ヤフオクでも、さほど高い値段でなく入手出来るみたいです。(←購入を勧めているのではありません) 

こういったものを持っていると俄然、本人を応援したくなる気持ちが強くなるんですよね・・

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ベースボールカードで高値が付きやすいルーキーカードでなく、ドラフト指名を受けて発行されたカード。最初の公式物ですね。

ジーターの後継に、生涯ヤンキースでキャリアを貫くスーパースターの道もある!

故伊良部投手や松井選手が、他のメジューリーグのどの球団でなくヤンキースに憧れて、日本で圧倒的な実績を残して海を渡っていきましたが

そのヤンキースから高くポテンシャルを評価されて、上手くキャリアップ出来れば、今シーズン限りで現役引退を表明したデレック・ジーター選手のように

生涯ニューヨーク・ヤンキース(ex.ルー・ゲーリック、ジョー・ディマジオ)の選手としてキャリアを全う出来る事も起こり得るという夢の広がる状況です。

日本での注目度は私がそうであったように、まだまだですが、こんな選手、今まで居なかったぞ!という素晴らしく夢のあるアスリート  Gosuke Katou / 加藤豪将

マー君語ってもらったら、加藤豪将で返しましょう!

で、冒頭の島田紳介さんの話しに戻すと、今季、マー君の一挙手一投足に注目が集まるのは確実な状況ですが

そんな場面で、身近でこの話題が出たら「実は、ヤンキースにマー君、イチロー、黒田以外で、もう一人凄い選手居るの知ってる?」ってやってみたいなぁと ^^

日本人の誰しもが、既にマー君が凄い事は知っているわけですから、

こちらをお読み頂いてる皆さんも、マー君のことではクールに受け流して、「実は・・」と(笑)

上記、wiki情報を頭の片隅に入れておくだけで、ちょっとした野球の目利きと目されるものと思いまーす。長文、有難うございました(ペコリ)

 

原田雅彦伝説 : 冬季オリンピックと私

 

ソチ五輪は佳境からフィナーレへ

フィギュアスケートで羽生選手が金メダルを取り出したあたりから、盛り上がりも最高潮に達した感ですが

個人では遠目に結果を仕入れているという状況。

そんな中、先週末はアイスホッケー男子のフェイスオフ(=試合開始)の時間にタイミングを合わせ、アメリカ対ロシア戦を。

 

アイスホッケーと私

見始めているうちに、重苦しさのような感覚が首をもたげてきて、その正体は何だろうと・・

アイスホッケーは高校生の頃からアイスアリーナに見に行くなど熱を高め、やがて自分にが出した答えで「アイスホッケー語るなら(モントリオール)カナディアンズでしょ!」と

2007年には単身、モントリオールまで試合を見に行ったりもしたという個人的こだわり。で、考えたのは・・

“1.スケート靴履きながら移動するので他の球技(アイスホッケーを球技と定義する事と別ですが)と異なり

攻守の切り替えのスーピーディーさから、一気に見せ場となるものの、なかなかゴールとならない(=気分の上げ下げが激しい)”

“2.また、アイスホッケーをアイスアリーナに見に行くようになった頃、王子製紙(常勝チーム)好きの同級生と一緒に見に行っていましたが

国土計画(下位チーム取りこぼしもする盤石でない2位)を応援していて、恐らくその戦績が散々であったというトラウマ(苦笑)”

プロ野球でいう巨人ー阪神戦みたいなカードでしたが、「自分が見に行った時、国土が勝った時ってあったのかなぁ・・」という程に ーー;

 

そんなこんな話しをアメリカ対ロシア戦に話しを戻すと、自分が熱かった頃の選手は殆ど引退してしまい、選手名分からずとも、

両軍オールプロで固められた自国開催で久々の金メダル奪還に燃えるロシアと、アメリカ4大スポーツの一つ NHL の主戦場で

国際大会の戦績輝くアメリカの対戦にしばし見入っておりました。

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冬季オリンピック全体に枠を広げると、脳裏に焼き付いているシーンがあって

長野オリンピックでスキーのジャンプ団体戦で日本金メダル取る直前、最後の舩木選手が滑走に入る前に

ジャンプを終えた原田雅彦選手が、ジャンプ台下、観客が見守る一群の手前から「ふなきぃ〜」と声にならないようなか細い声で祈りを贈ったシーン(映像3:24 箇所)

 

原田選手、長野の前の開催のリレハンメルで、通常のパフォーマンスが発揮出来れば・・金メダルというところ

踏切のタイミングを誤り、あと6.5mというところで金を逃してしまい、全責任を一人で背負う事になってしまった経緯があって迎え、

更にこの日も一本目が低調で四年前の悪夢再現かという状況、起死回生のジャンプを経て、前回と同じ立場に挑んだ後輩に思いを託した場面でした。

 

最後、当時エースとして君臨していた舩木選手がビシっと決めて、歓喜の瞬間を迎える事になりましたが

スポーツにドラマ性を求める自分としては、これ以上ないほどの筋書きで、どんなシーンを迎える事になっても、これを上回る事はないのではという私的永遠に1シーンでした。

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■私的レジェンド ^^ 原田雅彦さんの色紙

 

因みにこのシーンは、本でも二宮清純さんが見事に当時の状況を簡潔に再現されていますね。

勝敗を超えた次元のドラマを

そのジャンプの団体戦を含め、特に女子フィギュアスケートの浅田真央選手に向けられる視線は尋常でないと思いますが

勝負とは一線を画したところで素晴らしいドラマが刻まれますように。

後日、ノンフィクション小説とかNHK特集あたりで舞台裏にシビレたし(笑)

「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる