「期待、楽しみは寿命をも伸ばす」の一般的現象を胸に刻みし

木曜日(2020/1/16)、読了した外山滋比古先生の『思考の整理学』の中に

” あるアメリカの社会学者が、死亡の時期の研究をして、誕生日の前しばらくは死亡率がぐっと下がる。

誕生日のあと、急上昇するという一般的現象を見つけた。どうして、誕生日の前後で、老人の死ぬ率にきわ立った変化が見られるのか。

興味を持って調べたその学者によると、誕生日を祝ってもらえるという期待がある。プレゼントがどっと来る。

それを楽しみにしていると心の張りができる。病気にかかっていても、病勢もしばらくは足ぶみ、あるいは逆に好転するかもしれない。

それが、誕生日がすんでしまうと、目先、生きがいとするものがなくなってしまう。

そのすきに乗じて病気が勢いをもり返す、という例が多いから、さきのような数字になってあらわれるのだろう。”(p181-182)

の一文。

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本書の本筋的なことではないですが、興味深い指摘で、「色んなこと(意味合い)を含んでいるのだろうなぁ。」と。

マラソンランナーは一気にゴールを目指すのではなく、次の電柱まで、それが過ぎたら次の電柱まで・・ といったことを繰り返して42.195km(=ゴール)にたどり着くような話しを聞いた覚えがありますが、

自分自身を鑑みるに、週単位で、その中に楽しみが含まれていると確かに心に張りが出て、好循環を導けているように振り返られ、意図して心がけていきたし指摘で、胸に留めておきたく思いました。


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